ポポーの次はイチジクです。
実はこのイチジク、春先大変なことに気が付きました。気が付かなかったら、間違いなく絶滅でした。なぜか。
一昨年植えたイチジクは、昨年の春にカミキリムシに真上からやられていたのに気が付き、急きょ処置を施しました。
地元のJAの果樹専門家にも、カミキリムシ対策はないといわれたのですが、
これで一安心ということでやめておけばよかったのですが、調子に乗ってさらにカミキリムシ対策を重ねます。今思えば、ちょっとカミキリムシに対して神経過敏でしたね。
次なるカミキリムシ対策は、「グリプロ」でした。おそらくグリーンプロテクトの略。いわゆるコーティング剤です。
これがいけませんでしたね。コーテイングが強烈でした。
その時は、これでカミキリムシ対策は万全だと考えていたし、確かにその後カミキリムシにやられることはなかったのですが、これでは樹が成長できないし呼吸もできません。
今年の春、これはまずいのではとピーン!ときて、ギターを弾くために伸ばしていた爪でコーテイングを一本はがしてみました。
はがしてみると、樹から水分が抜けきれないため、主幹が腐って枯れかけていました。
「すまんすまん」といいながら、爪を立てて丁寧にコーテイングをはがしていきます。爪は曲がるし血だらけになりながら数日かけて作業を終えました。
その後、すでに枯れたと思っていた主幹でも、わきから新たな主幹が伸びてきました。いやはや樹の生命力はすごいですね。
そして今。今年は駄目だと思っていたのですが、立派な実がたくさん生っています。冷凍すれば、おそらくこの先1年間は生のイチジクを食べることができるでしょう。
イチジクの育て方を、身をもって学習しました。
せっかくなので、この経験を活かし、来年はさらに50本植えましょう。