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2017年2月16日木曜日

椿の花その2

~せめて花入れに~


 1日あたりの仕事時間はもうそれほど長くはないのですが、1月に引き続き今月に入ってからも土日祝日関係なく本業の仕事です。今月いっぱいは続くでしょう。


 したがって、今日から「確定申告」が始まるといっても特に焦ることもなく、依頼があった順に粛々と仕事をこなしているのです。ぎりぎりになって追われるように仕事をするのは嫌ですからね。


 3月に入ったら、18日の開幕日に間に合うようにキャンプインしましょう。2,000発くらいは打っておかなければ。


 2月10日発売になったスリクソンのボールを「オウンネーム入り」で注文しました。ゴルフが待ち遠しいです。


 林の中やOB杭の当たりに「Koshi」マークのボールがあったら、それは私のボールですケン。


 さて、冒頭の写真も椿の花入れです。この徳利は「李朝初期」として購入しました。まだいいお店に巡り合う前の出来事です。


 お店の中に入っていくと、店の店主とその方の骨董の師匠という方と、瀬戸の有名な陶芸家の息子が3人そろって何やら徳利を眺めています。その徳利には、白い雲のような模様が入っていました。店主は、


 「いやね、この模様が象嵌なのか(意図的に作ったもの)、あるいは単なる偶然なのか話し合っていたのですよ」


 といいます。


 陶芸家の息子は、作っている最中にそばの土が単に混じってできたものではないかという見解なのだそうです。それはそうでしょうね。


 焼き物に詳しい3人がいろいろ議論しているのだから、徳利として作られたのではないにしても、これはいいものに違いないと私はつい思ってしまうのですね。李朝の徳利がほしかった私は、購入を決めてしまったのでした。


 購入してからは、どうも高台が気になって「本物だろうか」という疑問がわいてきます。そのうち箱にしまったままになってしまいました。しばらくしてから取り出してみたのですが、やはり贋物ですね。


 あれだけの3人ですので、みなさん贋物だとわかっていながら私が購入するのを黙ってみていたのだろうか、あるいは贋物だとは気が付かなかったのだろうかという疑問がわいてきます。


 前者だったら詐欺まがいのことをやっているわけだし、後者であれば骨董の専門家と言いながら、全然見る目がないということになります。どちらだったのでしょうか。


 それにしてもかわいそうなのはこの徳利です。初めから現代ものとして作られ売られたのであれば、本人(この場合徳利さん)も納得でしょうが、贋物として作られたがゆえにその汚名を背負っていかなければならないのです。本人のせいではないのに・・・。


 この徳利が不憫でなりません。


 せめて花入れとして使ってあげましょう。