~「白磁もなかなかいいものですよ」と、
新門前町の女店主は言った!~
この写真や
(ブラックベリー)
この写真
(栗きんとん)
そしてこれらの写真を見て、
(イチジク)
(原木なめこ)
瞬間的に「おお!なかなかいい皿ですね」と思ったあなた、かなり焼きもの好きですね。
いずれも江戸時代の「伊万里の皿」です。
最初の2枚の写真はこの皿で、
後の2枚はこれです。
後者は「陽刻」といって、模様が外に浮き出ているでしょう。
堆肥研究家が、名古屋で手に入れました。
いずれの皿も普段使いで、食器棚に入れているのですが、一枚ごとに布巾を敷いたうえで重ねています。
もう十数年前、京都の新門前町の骨董屋さんをいろいろ探検して歩いていた時、あるお店の女主人が言います。
「白磁もなかなかいいものですよ」と。
そこには白磁の皿がたくさん並んでいました。
その当時はまだ骨董のことがよくわからなくて、何となく遠ざけていたので、その時は「ふ~~ん?そうなんだ」といいながら、たくさん置いてあった白磁の皿に少しだけ視線を落としただけで、通り過ぎてしまったのでした。
この大バカ者!(私のことです)
そして、そのお店のショーウインドウに飾られていた、白磁の徳利をじっと眺めていたのです。
いい徳利だなぁと思いました。でも傷がありました。たしか10万円くらいでした。
「なぜ買わなかったのか!」
今考えると、おそらく初期伊万里の徳利ではなかったでしょうか。あれから何年もたった今でも、いまだに繰り返し後悔しています。
もう秋田では、このような皿には巡り合えないでしょう。
来年名古屋に行ったら、是が非でも手に入れたいものです。