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2016年8月31日水曜日

オクラちゃんの当たり年

~食べ方いろいろ~


 28日の日曜日、キャッスルホテルの役員の方たちとゴルフをやった後、台風に備えて果樹地帯を見回り、念のために支柱を立てました。


 そのおかげで果樹のみんなは全員無事でした。


 ところが畑の青じそ君3人は、立派に成長して背丈が高かったせいか、台風の風の影響をまともに受け、残念ながら倒れてしまいました。かわいそうなことをしました。これからだったのに・・・。せめて食べられそうなところを切り取って、食べることにします。


 他にもオクラやミニトマト、ナスやピーマンたちが、風で横倒しになりかけましたが、何とか耐え忍んだようです。とりあえずホッとしました。



 果樹農家、特にこれから収穫が始まるブドウやナシ・リンゴの農家の方々の気持ちは、よくわかりました。


 今日は、エスペランサ村の村人総出で農作業です。倒れかけた仲間たちを助けてあげなければなりませんからね。


 さて今年、思いもかけずに大量に収穫できたのは「オクラちゃん」でした。


 昨年はたまに食卓に登場する程度でしたが、今年はすごいです。毎日20~30本は採れます。今日は27本でした。


 おお!君はそんなところに生えていたのですか。1日取り忘れると、もう大きく硬くなってしまって食べられません。毎日収穫です。



 オクラちゃんは、あのねばねばが健康にいいそうです。水を含むとねばねばが増しますよ。NHKのオクラ特集番組でやっていましたからね。


 そういえば、名古屋の覚王山フランテでは、5~6本だけ網の袋に入って250円くらいでしたね。それを考えると、とても贅沢です。

 それにしても、オクラはなんで網の袋なんでしょうか?よくわかりません。


 オクラは、細かく刻んで「蕎麦猪口」にいれ、しょうゆをかけて食べるのがオーソドックスですが、丸ごとお湯で湯がいてマヨネーズをつけて食べるのもおいしいし、焼いてもいけます。


 毎日これだけ採れると、なかなか食べきれないです。


2016年8月28日日曜日

ブラックベリージャム

~エスペランサ村がお届けする「大人の味」です~


 収穫したブラックベリーは、もちろん生で食べるのがおいしいのですが、これだけあるととても食べきれません。


 そのまま冷凍庫に保存しておいて、食べたいときに解凍して生でいただくという手ももちろんあるのですが、2~3年後の大収穫に備えて、いろいろ加工することを考えてみましょう。


 「ブラックベリー酒」を作る・・・。これは密造になります。梅酒のように、自分たちで飲む分にはいいのかもしれませんが(だめかな?)、お酒はやはり日本酒やビールがおいしいし、梅酒もあるので、まぁいいでしょう。


 とりあえずオーソドックなところで、「ブラックベリージャム」を作ります。果樹園から採ってきました。




  結構大粒です。順調に育っています。


 ブラックベリーの粒には、細かい種が入っているので、これは取り除きましょう。あとは煮詰めて砂糖を入れて、出来上がり前にレモン汁を入れるだけでOKです。シンプルでしょう。




 材料を、瓶に貼るラベルに「夢プリント」で書くとしたら


 「完全無農薬ブラックベリー、砂糖、レモン汁・・・以上!」


 といったところでしょうか。

 保存料も着色料も使っていません。砂糖は少なめで、「大人の味」にしました。


 パンにつけて食べるのもいいですが、近くの牧場からいただいた、しぼりたての牛乳で作ったヨーグルトに、ブラックベリージャムをかけて食べるのもいけます。健康的だしおいしいですよ。


 秋田のキャッスルホテルの朝食用として、採用してもらえないだろうか。

2016年8月25日木曜日

スイカの断面

~それで味はどうなの?~


 8月は本業を中心にいろいろ忙しかったです。新聞はいつも数日前のものばかりを読んでいたような気がします。しかもまとめ読み。でもブログはできるだけ空けないようにしましょう。


 ブログは活字だけを埋めていくよりも、やはり写真があったほうが楽しいですね。

 本当はその写真に、コメントやイラストを入れたりして加工したものを掲載すれば、もっと楽しくなるのでしょうが、今の私にそのような技術はありません。


 でも、「夢プリント」というソフトはいいそうですね。これがあると、いろんなことができるそうです。興味津々。


 さて、収穫したスイカです。

 おととい収穫したのは、一番大きいやつでした。これを割ってみたところ、思ったより皮が厚かったのですよ。でも味は良かったですからね。

 堆肥研究家は、スイカの皮がもったいないらしく、漬物にしてしまいました。食べられるのだろうか?


 スイカはもう十分食べられそうでしたので、昨日中玉・小玉のものを6個収穫しました。


 試しにその中の一個、中玉を取り出します。スイカをブログで取り上げたからには、やはり断面の写真を掲載しなければならないでしょう。


 では、これを割ってみます。恐る恐る包丁を入れてみます。


 おお!十分赤いではないですか。しかも皮が薄い。まるでメロンのようです。


 このみずみずしさ!


 これを冷蔵庫に入れて、夕方に食べちゃいました。もちろんおいしかったです。


 でもスイカをあげるときは、やはり割って中を確認してからにしなければなりませんね。

 もらったスイカを割ってみたら、中は皮だけだった・・・なんてことになったら、笑い話ですので。



2016年8月22日月曜日

スイカが採れた!

~今朝収穫したスイカ~


 今日から明日にかけて台風が来るようです。果樹農家の方は心配でしょう。何事もなく通り過ぎてほしいものです。

 スイカが台風の影響を受けるのかどうかはわかりませんが、とりあえず今朝一個だけ収穫してきました。これです。



 あ?間違えました。これです!


 一番成長が早かったのが、カラスにやられて悔しい思いをしたのですが、これも結構立派ですよね。


 本来であれば、摘果をするとかもっと肥料を与えてあげればよかったのかもしれませんが、1年目でよくわからないので、ほったらかしにしておきました。良く言えば放任主義ですが、悪く言えば手抜き・・・でしょうか。


 このままでは冷蔵庫に入らないので、半分に切ってしまいましょう。どんな味なのか楽しみです。


 さて、今日から12月にかけて20日間くらい、社会福祉法人の会計指導です。

 社会福祉法人には来年の4月から監査が入ることが決まっているのですが、範囲がまだ明確になっていません。

 売り上げ基準が10億円以上なのか30億円以上なのかで、監査対象となる範囲は大きく変わります。

 厚生労働省のHPから入手した資料によると、9月までに決めるということらしいですが、監査が入るということは、受け入れ側からすると大変なことだと思います。

 この時期になってもまだ決まらないというのはね。


2016年8月19日金曜日

ブラックベリーの収穫

~大粒の立派なのが収穫できました!~


 8月は、私の顧問先で秋田県内でも大きな病院の決算と確定申告の準備があり、しかも私にとっては最初の決算でしたので、なかなか大変でした。でも一段落です。


 気分転換にブラックベリーを収穫しましょう。そろそろです。そういえば、今月はほとんど農作業をしていませんでしたね。暑かったし・・・。


 ブラックベリーは、自分たちで初めて植えた果樹でした。敷地はすでに手に入れていたのですが、村の集会所ができる前に、ゲンちゃん農園のGさんからいただいた苗を植えたのでした。一昨年の11月のことです。


 ブラックベリーの苗は順調に成長し、今年の5月に単管を組んで、しっかり誘引しました。6月には花が咲き始めます。



 そしてこんな感じで実が付き始め、



 実はだんだん赤くなっていきます。

 赤い実は、8月になると黒くなって収穫の時期を迎えるのです。

 昨年は何もわからず、赤いうちに収穫してしまって、失敗してしまいました・・・だって・・・おいしそうだったし・・・食べられませんでした。


 まだ植えてから2年目ですが、こんなに大きな実のブラックベリーが収穫できました。


 ベリー類は、ブラックベリー、イエローラズベリー、サマーフェスティバル、レッドジュエルそれにブルーベリーと70本くらい植えてあり、今後さらに増やすつもりです。


 問題は・・・とても食べきれないことです。




2016年8月17日水曜日

身近になった黒石

~偶然?黒石が呼んでいる?~

 黒石中学校の同期会に出席したのが、今思えば夢のようですね。現実だったのだろうか?・・・なんだかボ~ッとしています。


 今日は、たまたまゴルフがきっかけでお知り合いになった会社の社長と打ち合わせです。秋田県内でも規模の大きな会社です。


 お会いするなり社長が言います。


 「昨日は津軽高原ゴルフでゴルフでした。雨かと思ったのですが晴れてよかったです」と。

 「つ・・・津軽ですか?・・・どのあたりですか」と私。

 「黒石インターから10分くらいのところにある・・・」

 「く・・・黒石ですか!・・・私、おととい黒石から戻ってきたばかりなんですけど・・・」


 なんというタイミングでしょう。しばらく黒石の話で盛り上がったのでした。


 この会社は、黒石のすぐ近くの浪岡というところに子会社があるのだそうです。

 おお!そうですか。


 今日の社長とのお話で、この会社のグループ全般について、いろいろかかわらせていただくことになりました。


 エスペランサ村に来てからは、行動範囲が狭くなっていたのですが、だんだん活動範囲が広がっていきそうな気配です。


2016年8月16日火曜日

同期会

~身近になった黒石の仲間たち~

 黒石中学を離れることになったのは、急なことでした。

 クラスのみんなには、お別れの挨拶をした記憶があるのですが、ほかのクラスのみんなには、ろくに挨拶もせずに黒中を去ってしまったという思いが、その後長い間ずっと尾を引いていました。またいつでも来れるからと、無理やり自分を納得させていたのです。


 でも結局その後の46年間で、黒石を訪れたのは、記憶ではわずかに2回(いろいろ話していたら、どうやら3回)でした。東京そして名古屋へと行くにつれ、黒石はとどんどん遠くなっていきました。


 同期会の会場受付に到着します。幹事のうちの3人はすぐに私に気が付いてくれたのですが、何しろ46年ぶりです。58人集まりましたが、お互いすぐには気が付きません。


 写真撮影のためにみんなが集合して並んだ際に、突然声がかかります。


 「越麻呂君来てるの?」

 「ここにいますよ」 

 と手を振りながら私。


 「え~!」とか「わ~!」とか、一瞬歓声が上がったような気がしましたが、気のせいだろうか?

 私に気が付いてくれるだろうかと心配していたのですが、これで一気になごみます。


 乾杯の挨拶は、幹事の方が気を使ってくれたのか、なんと私。卒業していないのにいいのだろうかと思いましたが、私のことを思い出していただけるのならありがたいです。


 座席はすでに決まっていました。こういった場合、私はコップを持って各座席を回って歩くというのが苦手なのでいけませんね。本当はあちこち回ってなるべく多くの人に声をかければいいのでしょうが・・・。


 二次会はもう盛り上がって大変です。みんな大声でしたので、なかなか話が聞き取れません。終盤は陸上部の仲間と昔話。女性たちは沖縄から、東京から、あるいは埼玉からこの日のために駆けつけてきたといいます。なんという絆の強さでしょう。

 そして三次会は1時間ほどでしたが、2~3人でゆっくり話すことができました。


 翌日午前中も、無理やりでしたが少し時間をとっていただき、とても懐かしく、そして楽しい時間を過ごすことができました。


 名古屋に住んでいれば、もしかしたらもう会えないかもしれないと思っていた人たちでしたが、こうしてお会いすることができて改めて思ってみると、エスペランサ村から黒石はすぐ近くなのですよ。


 エスペランサ村と黒石とを何かで結びつけることはできないだろうか。これからいろいろ考えてみましょう。


 黒中同期の皆さん、いつでも黒石に行くはでね!


2016年8月15日月曜日

いざ黒石へ

~黒森山・岩木山が迎えてくれた~

 7月のはじめ、私のケータイに電話がかかってきました。

 「黒中陸上部のFJTだけど知ってますか。」!!!。

 46年ぶりに聞く声です。もちろん知ってますとも。

 しばらく話した後、電話はSSKさんに代わります。次々に懐かしい名前が出てきます。MSMさんにSYUちゃんFSEさんやMGMさんにSNJさんたち・・・。みんな知ってますとも。

 8月14日に黒中の同期会があるので、出席しないかというお誘いでした。こんなうれしいことはありません。もちろん出席します。


 私は中学2年の時に秋田に転校してしまったのですが、その後連絡が取れなくなっていたのだそうです。



 電話を切った後は、なんだか中学時代にタイムスリップしたようで、しばらくボーゼンとしていました。

 何しろ私にとっては、黒石中学時代の1年3か月が、私の全学生時代を通じて最も明るく華やかで強烈な印象を与えてくれた時期だといえるのですよ。


 昨日の昼、いざ黒石目指して車を走らせます。秋田県を越えて青森県まで行かなければならないので、感覚的に遠いイメージがあったのですが、スマホで検索すると2時間ほどでついてしまいます。なんだ、すぐじゃない。


 東北道に入ると、きれいな景色が続きます。なんだか長野の安曇野あたりを走っているような感じでした。空気も澄んでいるようです。

 黒石インターが近づいて来たら、黒森山が見えてきました。おお!懐かしの黒森山よ、私を迎えてくれるのか。そして左側に目をやると、津軽富士「岩木山」です。いいですね。

 そういえば車で黒石に来るのは、今回が初めてです。

 久しぶりに黒石にやってきたのでした。


2016年8月12日金曜日

じゅんさい採り体験

~脱輪の恐怖の先の「里山志戸田農園」~


 エスペランサ村にいらした友人をお連れするのに、堆肥研究家が選んだのは、「じゅんさい採り体験」でした。


 もちろん秋田には、例えば十和田湖とか田沢湖それに角館等観光名所がいろいろあるのですが、お盆の込み合う時期に日帰りは疲れてしまいますからね。昨日さっそく三種町まで出かけてきました。


 出かけた先は「里山志戸田農園」というところです。「志戸田」という名前はどこかで聞いたことがありましたが、それは後で。


 とても人のよさそうなおじさんから、じゅんさい採りの指導を受けます。



 秋田弁炸裂ですが、K先生に通じただろうか。


 そしていよいよ各自出港です。



 仙人が杖をついているようですが・・・



 それにしてもいい景色ですね。里山そのものです。



 こちらは、「ヨーダ」が杖をついているようだ・・・すみません。



 私は当初、お二人をお連れした後いったんエスペランサ村に戻ろうと思っていたのですが、車一台やっと通れる凸凹道を脱輪の恐怖と戦い、「対向車よ来るな!」と念じながら2往復も走るのはもうたまりません。結局参加することにしました。


 棒で舵を取り片手で船の位置を固定させなければならないので、じゅんさいを採るのも基本的には片手です。

池の中に手を入れ、葉っぱに隠れているぬるぬるした小さなじゅんさいをきれいに採るのはなかなか大変ですが、



 採り始めると面白いです・・・だんだん無口になっていきます・・・結局一番暑い盛りに2時間もとってしまいました。いやはや・・・干からびてしまいそうです。


 じゅんさいが採れる最盛期は5月の下旬かららしく、今の時期はもう終盤であまり採れないよと言われていたのですが、3人で800グラムほど収穫できました。


 話によると、今年は多い人で3時間で3キロほど収穫したそうですが、これだけあれば今日の夕食には十分です。


 帰りに五城目町の松竹という日本料理屋に寄って、予約していた「だまこもちセット」を受け取って帰宅。


 ※「だまこもち」というのは、「きりたんぽ」と並ぶ秋田の郷土料理です。きりたんぽのほうが、全国的に有名ブランドとなっていますが、「だまこもち」は形が丸いだけで食材は一緒です。
 

 だまこもち鍋に採れたてのじゅんさいをたっぷり入れて、比内地鶏の出汁でいただいたのですが、おいしかったですね。


 来年は5月~6月にじゅんさい採りに出かけることにしましょう。


 「楽しくてよかったにゃんこよ」



 と、お留守番のK先生大好きタロニャンも言っています。

2016年8月9日火曜日

名古屋からの来客

~心理的な距離を乗り越えて~

 明日は、堆肥研究家の元職場の同僚だったK先生が、エスペランサ村まで遊びに来てくれます。名古屋からの初めての来客です。

 名古屋から秋田までと一言で言っても、日本地図を見る限りでは果てしなく遠く感じることでしょう。実際いざ行動に移すとなると、かなりの決断が必要と思われます。


 仮に列車を乗り継いでくると、名古屋から秋田駅までは新幹線を利用して約6時間。エスペランサ村のある最寄りの駅までは、さらに電車で30分ほどかかります。そこから車で5分でエスペランサ村に到着するのです。


 飛行機ならどうでしょう。秋田空港から秋田駅までは1時間くらいかかりますので、やはり大変です。

 仮に車を利用しても、名古屋インターから昭和男鹿インターまでは約750キロ。時速200キロで走っても、計算上は4時間弱かかってしまいます・・・計算上は・・・の話ですので。

 船ならどうでしょうか。太平洋フェリーを利用して仙台まで行き、東北地方をいろいろ廻ならが旅をするという選択肢もありますが、実際行動に移すとなると綿密な計画が必要です。

 要するに、名古屋と秋田はかなり遠いのですよ。


 でも、心理的にかなり遠いと思われる秋田のエスペランサ村まで、名古屋からせっかくいらしてくれるのです。精いっぱいのおもてなしをさせていただきましょう。


 タロニャンも



 ハナちゃんも



 待ってますでね。


2016年8月7日日曜日

スイカの被害

~カラスに食べられちゃった~

 苗をいただいたので、今年試しに植えてみたスイカですが、その後順調に育っていました。植えた苗は3本ですが、見たところスイカは16個あるようです。


 ところが、そのうちの一番食べごろのスイカが、朝気が付いたらカラスにやられていました。


 堆肥研究家が大声でやってきます。「スイカがカラスにやられて、大変なことになっている」と。堆肥研究家はスイカが大好きなのですよ。行ってみると、一番大きいのがつつかれていました。


 スイカは、家からすぐの畑区画に植えてみたのですが、それでもいずれカラスにやられることは容易に想像できました。所詮素人の私たちです。やられるまで動かないほうが悪いのです。


 「スイカがカラスにやられたんだって?」



 「それはいけませんがな。なにか対策を考えなくて」



  「こうやって、グィ~~ンと釣り糸を張ればいいにゃんこよ!」



 「それはいい考えですな」



 カラス対策としては、スイカをネットで覆うという方法が一般的なようですが、釣り糸がありましたね。


 スイカ区画に釣り糸を縦横無尽に張っていきます。これでカラスは近づいてこないでしょう。


 「安心して寝ることにしますか。」




2016年8月3日水曜日

タロニャンを救出せよ!

~写真撮ってる場合じゃないんですけど~


 
 ネコを飼い始めることになった時、キャットタワーなるものを購入しました。ネコが喜ぶのだそうです。ところがこのキャットタワー、二人で取り合いになるのですよ。

 仕方がないので、二人乗ることができるやつで、どうせなら高さがあったほうがいいだろうと考え、2mほどの高さがあるのを購入しました。


 組み立てたらさっそくタロニャンがてっぺんまで登っていきます。ここまで登ると、さらに1mほどジャンプすれば、古材の梁にたどり着くことができるのですが、タロニャンはじっと梁のほうを見て、登りたそうにしています。


 まぁ、いくらネコでもそれは無理でしょう。失敗して落ちたら大けがをしてしまうし、場合によっては死んでしまうかもしれません。そんな無謀なことはするはずないし・・・まさかそんな・・・甘かったです。


 私はビールを飲んで早めに寝てしまったのですが、夜中の11時ころ堆肥研究家に起こされます。

 「タロニャンが大変なことになっている」と。

 行ってみるとタロニャンは、三段ある梁の一番上までたどり着いているではありませんか。ただそれはいいのですが、そこから降りることができなくなっているのですよ。高さは6mはあるようです。

 「アニャッ!こんなに高いにゃんこよ・・・」



 ネコが木から降りられなくなって救出されたという話は、たまにニュースで見聞きして知っていたのですが、まさか我が家のタロニャンが・・・そんな愚かなことを・・・。


 助けたくてもこの高さだとどうにもなりません。脚立は2mほどしかないので、乗っても届きません。とりあえず落ちた時に備えて、押し入れから布団を取り出して床に敷きます。そしてタロニャンを誘導するのです。来た道を戻るしかないでしょう。


 30分ほど過ぎたでしょうか、タロニャンは自力で梁を伝って、来た道を戻り始めました。キャットタワーのそばまでたどり着いた段階で私が脚立に上り、手を伸ばしてタロニャンをかかえ、やっと救出することができたのでした。


 ハナちゃんもあきれています。

 「しょうがにゃいにゃぁ~タロニャン。」



 「なんでそんなことするにゃんこ。」
 



 「自分の能力を過信したらいけませんぜ、タロニャン!・・・イッヒッヒ」



 「すみません。」



ネコを飼うのも大変なのだ。