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2015年7月30日木曜日

ギブアップ

~引いた水道管60m~


 雑誌の取材は、無事終了しました。1時間くらいかなと思っていたのですが、3時間かかりました。出版社は東京六本木にあり、編集者の方の話によりますと。従業員は40人くらいいるそうです。結構大きい出版社ですね。カメラマンは女性で、フリーのプロカメラマンでした。持っていたカメラはニコンです。いいですね。


 「ニャン太郎」「ハナちゃん」は、最初人見知りしていたのかベッドの下に隠れていたのですが、取材の終わり頃には顔をだし、興味深そうに見ていました。でも残念ながら、カメラには収まらなかったようです。


 今回の取材内容は、いったん雑誌に掲載され、後日、本になるそうです。楽しみです。


 さて、このところやっと雨が降ってくれたので、我が「水やり人生」からは束の間ですが解放されました。なにしろ、ケートラに大きな樽や大量のバケツを積む込んでホースで水を入れ、それを運んでジョウロに移し替えて水を撒くのです。


 一人でやると、畑だけで1.5時間、果樹に1.5時間、そして庭(こちらは直接ホースから)に30分です。畑とポポーには晴れた日は毎日、ポポー以外の果樹は二日に一回のペースですので、雨が降らないと大変です。


 このままでは「水やり人生」と人に揶揄されようが、反論の仕様がありません。


 もう仕方がないでしょう。「あきらめが悪いのも才能のうち」と、つい最近拙ブログに書いたような気もしますが、ケースによっては「あきらめが肝心」ということもあります。村の集会所のそばから畑まで水道管を引くことにしましょう。


 どのくらいの距離になるだろうかと思っていたら、60mでした。業者の方からは、あまり聞いたことがないと言われましたが、技術的には可能だそうです。今後の長い我が「農作業人生」を考えると、もうやるしかないでしょう。ということで、60mの水道管を引いてもらったのでした。


 水道管の先に蛇口を設け、そこに30mのホースをくっつけました。


 これでもう我が人生は「水やり人生」といわれることはないでしょう。


 果樹の端っこまでは、さらに200ヤードくらい水道管が必要かもしれませんが、今年はとりあえずここまでです。





2015年7月28日火曜日

雑誌の取材

~心配事~


 一か月ほど前、スギちゃんたちと一緒にテレビ番組の制作を行ったのですが、明日は雑誌の取材です。雑誌の記事は後日まとめられて、本になるそうです。


 取材の申し込みに関しては大変光栄なことで、とてもありがたいお話だったのですが、取材に耐えられないのではないかということで、最初はお断りしていました。でも、熱心なお誘いを受けたこともあり、お引き受けすることにしました。心配の原因は、子ネコちゃんたちです。


 そういえば最近ブログを空けていたので、子ネコちゃんたちの話はまだでしたね。


 10日ほど前、捨てられそうになった子ネコを急遽引き取ることになってしまったのです。引き取ったときには、その子ネコの目の周りは目やにだらけで怯えていました。


 「お前は『やに太郎』なのか?・・・」と私は声をかけます。そういわれても・・・、子ネコは返事をしません。それはそうですね。では


 「お前は『ニャン太郎』なのか?」と話しかけてみました。


 「にゃ~ん」と今度は返事をしました。おお、そうですか。


 「ニャン太郎、ニャン太郎」


 「ニャーン、ニャン」どうやらニャン太郎が気に入ったようです。


 「ニャン太郎でいいんだな?」


 「うにゃん!」


 ということで翌日、「やに太郎」あらため「ニャン太郎」を、さっそく動物病院へ連れて行きました。そしてその間いろいろありまして、動物病院の駐車場で、今度は雌猫を譲り受けることになってしまったのですよ。


 雄猫が太郎なら、雌猫は「花子」かなということで、こちらには「ハナちゃん」と名付けました。


 ニャン太郎とハナちゃんは、今も元気に村の集会所内を駆けずり回っています。


 明日だけはおとなしくしていてほしいのですが・・・・







2015年7月22日水曜日

完全無農薬の梅酒

~結論・・・多ければいいのである~


 昨年の今頃はまだ名古屋に住んでいたのですが、7月最初の2週間ほどは秋田に来ていました。目的は「梅「でした。


 一番力を入れたのが「梅酒」です。作ってからまる1年経過したため、もう飲んでもいいでしょう。「標準タイプ」「梅多め」「砂糖少なめ」をホワイトリカー・ブランデーで何種類も作りました。どれが一番おいしいか、自分の味覚で確認するのです。


 最初に飲んでみたのは、一番最後に作った「梅の実2倍」タイプです。昨年は、採っても採っても有り余るくらいふんだんに梅があったので、最後は贅沢に作ってみたのでした。


 で、これが驚くほどうまいのですよ。薄めるのがもったいないので、ロックでいただきます。


 一昨年神戸に行ったときに、「沢の鶴酒造」の米(日本酒?)で作った梅酒がべらぼうにおいしくて、ついまとめ買いしていたのですが、「エスペランサ村で作った自家製の完全無農薬梅酒」のほうが、贔屓目を別としても、申し訳ないくらいおいしく感じました。




 「梅酒は梅の数が多いほうがおいしいに違いない」という確信があったのですが、考えてみれば当たり前ですね。大正解でした。


 ただ予想では、ホワイトリカーで作るよりもブランデーで作るのほうがおいしいに違いないと思い込んでいたのですが、結果は逆でした。ホワイトリカーのほうが断然おいしかったです。


 ほかのパターンはまだ試飲していないのですが、もうしばらく寝かしておくことにしましょう。


 このペースで飲んでしまったら、10年物はおろか、3年物もできそうにないです。





2015年7月20日月曜日

最初の収穫

~採っても採っても減らないシソの葉とパセリ~



 GW明けに野菜の苗を植え始めたのですが、早くも収穫を迎えた野菜がありました。「シソの葉」「パセリ」です。


 どうです、立派なパセリでしょう。




 
 シソの葉とパセリは、刺身好きの私にとっては欠かせない野菜です。それにパセリは心臓にいいと昔から言われています。いくらおいしい刺身でも、単に皿の上に乗せられただけでは、味気ないですしね。


 刺身に欠かせないシソの葉ですが、いつもはスーパーから買ってきていました。10枚入っているでしょうか、値段は100円~120円(消費税別)くらいですね。しかもおそらく農薬まみれなのでしょうね、よく洗ってから使います。はじめから刺身に付いてくるシソの葉は、薬臭いので食べません。


 エスペランサ村で採れるシソの葉とパセリは、完全無農薬です。それでも虫に食われることもなく、とてもおいしいです。


 シソの葉とパセリは毎日のように採取して食べているのですが、一向に減る気配がありません。採っても採ってもまた生えてきます。




 不思議です。



2015年7月18日土曜日

賢い指導者

~もはや戦前なのか?~


 一応新聞は3紙取っていますが、今日の3紙の一面トップは、すべて「新国立計画白紙に」でした。なるほどそうですか。なかなか賢いですね。


 新国立を白紙にするというのは、おそらくやろうと思えばすでにできたことだと思うのですが、まさしくこのタイミングです。


 狙いはただ一つ。「安保関連法案の衆院強硬採決」に対する、国民の反発の目をそらすためです。絶妙のタイミングですね。安倍政権の周りには、優秀なブレーンがいるのでしょう。


 安保関連法案にしても、国民がまだ十分理解していないのを首相ご本人が知っていながら、法案を通した後で、これから国民に説明すると言っているようですが、順番が逆ですね。国民が十分理解するよう議論してから法案を通すべきです。要は、国民が馬鹿にされているのです。


 「もはや戦後ではない」という言葉が経済白書に記載され、流行したのは、1956年のことだそうですが、今の時代はもしかしたら


 「すでに戦前である」


 のかもしれないです。



2015年7月17日金曜日

枝豆・・・第二弾、第三弾

~失敗から学ぶ~



 枝豆の第一弾「超早生」は、残念ながら失敗でした。8月の初めには、「枝豆にビールそれに串カツ」の黄金の三点セットを楽しめると夢見ていたのですが、その夢はもろくも崩れ去ったのでした。


 そうであるならば、さっそく第二弾といきましょう。8月中旬には何とか間に合わせなければなりません。さっそく次の2種類をポットの土に埋め込みます。


 第一弾は、外へ出すタイミングを誤ってしまったので、第二弾は「最初から外で育てる」という方針です。エスペランサ村の理事会でそう決まったのです。


 タネを入れてしばらくは、日中でも光が入らないよう、遮光シートをかけておきます。5日間ほどたってから毎日のように、「さてさて、どうだどうだ」と網を開けて覗いてみるのですが、なかなか芽がでてきません。おお、やっと出てきたかと思っても、なかなか成長しません。成長しないどころか、黒くしみがついたようになっています。


 どうやら、朝晩の気温の低さが原因だと思われます。結局発芽率自体も、30%ほどしかありませんでした。またしても失敗です。


 でも、こんなところでへこんではいられません。「あきらめが悪いのも才能のうち」です。失敗を糧にして、さらにステップアップしましょう。第三弾に挑戦です。


 第三弾は過去の反省にかんがみ、「発芽するまでは土縁に置いておき、発芽したら外へ出す」という、練りに練った作戦です。使用する土も、ちょっと高いですが、「タキイ種苗」が開発したものを使うことにしました。エスペランサ村の常務理事会でそう決まったのです。


 予定通り三日ほどで発芽したので、外に出します。朝晩は土縁に戻そうかとも思ったのですが、過保護はいけません。それに気温もだいぶ高くなってきました。これなら大丈夫でしょう。


 しばらくすると、ポットの中で葉がきれいに成長してきました。それでも畑に植えることができるのは、7割くらいでしょうか。でも今回は、120本ほど植えることができました。


 同じ方法でもう一回やってみます。N設計事務所の奥さまからいただいた豆を使いました。発芽率は90%以上で、大成功です。



 
 問題は、植える畝のスペースが、なくなりつつあることです。



2015年7月15日水曜日

枝豆・・・試行錯誤

~なんと、もやしに・・・~


 畑で野菜を育てる場合、素人は「タネからではなく、苗から植えなさい」と言われます。初心者で何もわからない私たちは、言われた通り苗を買ってきて植えました。枝豆以外は。


 今回、枝豆は、タネから挑戦することにしました。なぜか・・・、何も知らない私は、なんとなく「枝豆はタネからやるのだろうな」と漠然と考えていたから・・・です。そう思ってしまっていたので、仕方がありません。タネからやってみましょう。


 枝豆のタネは7種類、農協にそれぞれ二袋ずつ注文していました。一袋がどれだけの量なのか全く見当もつかなかったのですが、結果的には適量だったようです。しかも、それぞれ収穫時期が異なるので、うまくいけば長期間枝豆を楽しむことができます。


 以前拙ブログに冗談半分で、エスペランサ村で収穫される枝豆に「んだまめ」と名付けたいと書いたところ、「それはおもしろい」という意見が名古屋や秋田から聞こえてきたので、「んだまめ」と名付けることにしました。


 最初の豆は「超早生」です。幸い村の集会所には「土縁」があります。ここは温度を一定に保つことができるし、窓のブラインドで光の量を調整できます。発芽させるには絶好の場所です。


 ポットに土を入れ、枝豆のタネを埋めて発芽するのを待ちます。通常は発芽するまで1週間以上かかるらしいのですが、土縁は環境がいいのか、ほんの三日で発芽しました。


 「やったぁぁぁ!」と喜んで、そのまましばらく土縁に置いていたのですが、苗はどんどんひょひょろと成長していきます。外へ出すタイミングを計りかねていたところ、まるでもやしのように細長く伸びた苗は、その後「くたっ」と萎れてしまいました。


 うわっ、これでは使えません。結局「超早生」の枝豆の種で、畑に植えることができたのは、無理やり植えたのも含めて十数本でしょうか、歩留まり率約10%でした。


 第一弾は失敗に終わったのでした。



2015年7月14日火曜日

ネギの誤解

~知らないということは恐ろしい~



 今回エスペランサ村の「畑地区(第一区画)」に植えた野菜の苗は、20種類くらいあるでしょうか。その中で「ネギ」は比較的オーソドックスな野菜です。畑ではよく見かけますね。


 さっそくホームセンターに行って、ネギの苗を買ってきました。一束50本で250円です。最初はとりあえず二束100本買いました。さっそく植えていきましょう。


 植え方も何も知らない私たちですが、ネギは斜めに植えるのだということは、堆肥研究家が知っていたので、言われた通り斜めに植えていきます。斜めに植えても、元気になるとピンと立ってくるのだそうです。そうですか。


 ほかの苗と同じように、約30cm間隔で植えていきます。でもこれだけ数が多いと、この間隔では場所をかなりとってしまいますね。でも畑は広いので、まぁいいでしょう。


 数日たつと、横に倒しておいたネギがだんだん立ってきます。おお、やはりそうでしたか、頼もしいですね。


 その後しばらくして、リース会社のIさんがやってきました。バックホーやユニックのレンタル期間中、Iさんは定期的にエスペランサ村の畑を見に来て、いろいろアドバイスしてくれました。Iさんはネギを見るなり、


 「このねぎは普通のネギだすよね」といいます。


 「あの・・・たぶん普通のネギのはずですけど・・・」と力なく私。するとIさんは、


 「これだば、だめだすべ」といいます。


 そして、おもむろに鍬を手にすると、畝の真ん中を一直線に掘ってかき分けていきました。そして掘ってできた土の斜面に、ほんの3センチ間隔でネギの苗をサッサッと植えていくのでした。おお、そうでしたか。知りませんでした。


  30cm間隔でも育つことは育つけれど、これだと畝がもったいないですよね。100本のネギをすべて植えなおします。


 さっそくネギの苗を、追加で150本買ってきたのは言うまでもありません。ネギはいくらあってもいいのだ。





2015年7月12日日曜日

ジャガイモに花が咲いた

~エスペランサ村期待の星~



 町の公民館で発行している「やまどり」が配られる前に、ブログを進めなければなりません。「畑編」は、ジャガイモの話から飛んでしまったのでした。


 さて、カラスにさんざんいじめられ弄ばれたジャガイモですが、無事に残ったジャガイモに、きれいな花が咲きました。

 
 もともと種イモを植える時期が遅かったのですが、ご近所のジャガイモにはすでに白い花が咲いていたので、エスペランサ村のジャガイモは大丈夫だろうかと心配していたのです。遅れること20日あまり、どんどん立派に育っていったジャガイモに、可憐な花が咲きます。いやはや、いいですね。
 下の写真は「デストロイヤー」の花で、薄紫色です。




 
 カラスに種イモのイモ部分を食べられてしまったジャガイモを、そのままイモなしで植えたらどうなるのだろうかと試しに植え直したのですが、こちらにも花が咲いています。かわいいやつよのぉ。




 
 面白いのは、ジャガイモの種類が異なると、花の色も違うということです。下の写真の花は「タワラヨーデル」。淡いピンク色です。




 今回植えたジャガイモは2種類。植えた畝の山が、さらにもっこりと膨らんできて、ジャガイモが土から元気にはみ出してきました。土寄せしてあげましょう。


 ジャガイモは、今のところ、エスペランサ村の「期待の星」なのです。




2015年7月11日土曜日

深海魚と監査調書

~偶然は続く~


 それにしても雨が降りませんね。私の記憶では、ここ一か月の間に雨が降ったのは、二日間だけです。平年の10%だそうです。


 私も兼業農家を自称していますが、しょせん「大規模家庭菜園」で、生業として農業を営んでいるわけではありません。それでもこれだけ大変だし、農作物のことを常に気にかけている状況ですから、農業で生計を立てている人たちにとっては、死活問題だと思います。田んぼの水も枯渇していました。心配です。


 私のブログもここのところ雨と一緒で、ずい分ご無沙汰してしまいました。私が住んでいる町の全世帯に配られる広報紙「やまどり」の今月号に、「エスペランサ村」「越麻呂日記」のことを大々的に宣伝してしまったので、そろそろまじめにブログを書かなければなりません。そうそう、スギちゃんと元祖爆笑王が村の集会所にやってきたのでしたね。


 今回の撮影メンバーの中に、広告会社の方がいらっしゃいました。Kさんです。事前打ち合わせの際にKさんといろいろお話していたのですが、その際に私は、以前NHKドラマ「監査法人」の制作に深くかかわっていた話をしました。その時のKさんの反応が面白かったです。


 「ああ、あの『深海魚』の」


 でした。


 「監査法人」ときて「深海魚」と言葉が返ってくると、普通は「???」状態となるのでしょうが、私にはピンときました。「深海魚」はNHKドラマ「監査法人」の主題歌なのです。そしてKさんは「深海魚」を歌っていた山崎将義さんの大ファンなのでした。いやはや、そうでしたか。


 撮影当日もいろいろ話をしていたのですが、Kさんは以前東京で某印刷会社に勤めていたそうです。そして、「某監査法人」に監査調書用紙を納品していたとおっしゃるではありませんか。えっ!某監査法人といえば、私が勤めていた監査法人ではありませんか。いやはや、そうでしたか。


 Kさんのそばには、同じ会社のSさんがいました。Sさんは私に話しかけてきます。


 「私の父親が、N高なんですけど・・・あのう、11期生なんですけど」


 「えっ!私も11期生ですが」


 名前をお聞きしてびっくり。しかもSさんのお父さんは、堆肥研究家の高校の同級生なのでした。今度は堆肥研究家が驚く番です。いやはや、そうでしたか。


 スギちゃんと元祖爆笑王が撮影に来る前日に、私が初めてお会いしてたまたま一緒にゴルフをした人が、元祖爆笑王とN高の同級生だったというのには驚いてしまいましたが、偶然がこれほど続くというのはすごいですね。


 スギちゃんたちは、私たちにいろんな偶然を引き合わせてくれたようです。