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2015年6月27日土曜日

撮影無事終了

~「赤なまはげ」の家~



 スギちゃんたち一行は、午後2時にやってきました。スギちゃん、元祖爆笑王、マネージャー、西方設計、カメラマン、プロデューサーほか10名です。今回の番組の「特別ゲスト」2名(私たちのことですが)を含め、総勢12名で撮影開始です。



  タレントの方々というのは、撮影にあたっては相当神経を使うでしょうから、テレビ画面で見る姿とは違って、普段はピリピリしているのではないかと思っていたのですが、お二人はとても気さくに私たちと接してくれました。


 30年ほど前、「日活」の監査で調布撮影所を訪れたときに「渡哲也」と遭遇し、彼のファンだったアシスタントの女性に頼まれてサインをもらおうと近寄ったら、軽くあしらわれたことがありました。その時は、峯竜太が


 「ちょっと今機嫌悪いから、俺が代わりにサインしてあげるな」


 といって、色紙にサインしてくれたのでした。峯竜太はとてもいい人です。30年たった今でも、その色紙は私のところにあります・・・話がそれましたね。


 撮影はまず庭から始まり、その後は「村の集会所」の中です。12名と撮影機材が入るので、50坪の平屋の家でも、中はかなり狭く感じます。撮影現場を見ていると、もう7年も前になりますか、NHKドラマ「監査法人」を制作したときのことを思い出しました。




 (写真は、番組の収録状況を許可を得て撮らせていただいたもので、ブログへの掲載も了解済みです)
 

 西方設計のK子さんの案内で、リビング・和室・個室・・・と順番に部屋の中の撮影が行われていきました。K子さんはテレビカメラを前にしても、なんら物怖じすることなく、冷静にスギちゃんたちの質問に答えていきます。さすが専門家ですね。みなさん頭の回転が速く、いろんな話のネタが、次々に出てきます。面白いです。


 スギちゃんは、私の部屋に置いてあったギターに興味を持ったようです。詳しくは番組で。


 最後にスギちゃん、爆笑王、それに私と堆肥研究家の4人で、テレビカメラの前でいろいろ話しをします。私がテレビカメラを前に話をするのはこれが3回目です。
 
 人前で話をするのには慣れていますが、新聞や雑誌のインタビューと違って、テレビというのはやはり独特の緊張感がありますね。


 今回制作した分の放映時間は5分だそうですが、結局収録が終わったのは夕方5時でした。撮影に要した時間は3時間です。この番組が秋田杉のPRになるとうれしいです。


 
 ところで、村の集会所で使った秋田杉は「赤なまはげ」といいます。秋田県の人は「こまち」に頼りすぎだと以前にも拙ブログに書いたことがあるのですが、秋田杉が「スギこまち」や「赤こまち」では困りますから。


 その点「なまはげ」はいいですね。


 「ワイルドだすべ!」







2015年6月22日月曜日

スギちゃんがやってくる!

~秋田杉の特番に協力~


 テレビを普段ほとんど見ない私でも、「スギちゃん」は知っています。流行語大賞になったあの「ワイルドだろぅ」のスギちゃんです。秋田弁でいうと「ワイルドだすべでしょうか?


 そのスギちゃんが、秋田出身の放送作家「元祖 爆笑王」と一緒に、今日エスペランサ村の「村の集会所」にやってくるのです。


 スギちゃんは愛知県出身だし、爆笑王は秋田県能代市出身のようです。能代といえば私も5年間住んでいたので、共通の話題がありそうですね。


 先週金曜日にお会いした放送業界のお二人のお話では、「秋田県産木材」PRするための番組の一環として「秋田杉を使った家」を取り上げたいので、それに協力してほしいということでした。


 当初取材と聞いていたので、地元紙の取材かなと気楽に考えていたのですが、実はテレビ番組の制作だったのです。


 テレビといえば、昨日秋田カントリーで行われた「チャレンジ・カップ」ですが、あちこちにテレビカメラがあって大変でした。「太平山コース」の3番ホールには、ティーグランドとグリーン周りにテレビカメラを抱えた人たちが集まっています。


 打つ順番と名前とクラブの番手を聞かれて最初にティーグランドへ。7番アイアンで放った打球は幸いグリーンをとらえたし、フィニッシュもうまく決まったので、よかったです。パーでした。


 同じ組で回ってダボだった人は、カメラにつかまってしまい、インタビューを受けていました。


 「普段通りのプレイができていますか?」


 「いや~、なかなか難しいですね」


 「楽しんでいますか?」


 矢継ぎ早に質問が来ますが、そつなくこなしていました。テレビ慣れしているのだろうか。


 ハーフ終了後、テレビカメラにつかまった我々4人は、チャレンジカップに協賛しているアサヒビールの依頼を受けて、缶ビールをかざして一言話すことになりました。


 「ビールはやっぱりスーパードライ!


 といって、ぐいっと缶ビールをテレビカメラの前に突き出します。これもテレビで放映されるのでしょうね。


 ああ、我が人生こんなことでいいのだろうか。いいんです。


 なおチャレンジカップの様子は、7月4日の午後、秋田テレビで45分番組で放映されるそうです。


 昼食時にスギちゃんと爆笑王が来る話をしたところ、なんと一緒に回ったうちのお二人は、爆笑王と高校の同期生でそのうちの一人は同じクラスだったそうです。ということは、爆笑王は私の高校の後輩でもあるわけです。世の中狭いですね。


 さて、今日はこの後どうなることやら・・・。



2015年6月19日金曜日

荒らされたジャガイモの苗

~犯人は?~


 カラスは本当に頭がいいですね。覚王山に住んでいた時も、見張り役をつけ、集団でゴミのネットを持ち上げていましたし、ゴルフ場でもバッグの中に食べ物を入れておこうものなら、間違いなく持っていかれます。小物入れにキャンディーを入れていても、器用にファスナーを空けて持って行ってしまうのですよ。


 先日聞いた話では、ケータイをもっていかれたのだそうです。ケータイで連絡を取り合ったりもするのだろうか?


 野菜を作る場合、素人は通常苗から作ったほうがいいといいます。種から作るほうが安上がりですが、やはり難しいのだそうです。それにカラス問題もあって・・・。


 畝に種を次々と植えていくと、その後ろではカラスが待ってましたとばかりに、植えた順番に種を食べてしまうのだそうです。しかも、追い払おうとすると、カラスに顔を覚えられてしまい、後で集団攻撃を受けるそうです。


 「カラスとはなるべく目を合わせないように」


 と、ご近所の釣り名人Kさんの奥様にアドバイスを受けました。そういえば耕運機で畝立てをしていた時も、カラスは全く恐れることもなく、すぐ近くまでやってきていました。おそらく土が掘り返されて出てくるミミズを狙っていたのだと思います。ほんとに近くまで来るので、石でもぶつけてやろうかとも思いましたが、アドバイスに従って、何事もないそぶりをしていたのでした。


 今回野菜を育てる際には、基本に従って、枝豆以外は苗からいくことにしました。ただ、ジャガイモの場合は、芋を半分に切ったような種イモを植えることから始めなければならないため、苗からというわけにはいきません。


 それに、ジャガイモの種イモはこれだけ大きいし、比較的深く埋めてしまうため、いくらなんでも土を掘ってまでカラスに持っていかれることはないでしょう。思っていた通り、種イモはしばらくの間無事でした。


 種イモを植えて10日ほどたったでしょうか、土の間からジャガイモの芽が出てきました。いや~うれしいですね。かわいいやつよのう。


 芽が出てくればもう安心です。カラスは芽は食べないので。


 ところがしばらくすると、ジャガイモの種イモがいくつか掘り返されていました。えっ!カラスは芽は食べないし、ほかの動物でもいたずらしたのだろうか?と思っていたのですが、遠くから見ていたら、なんとカラスがジャガイモを植えたあたりをうろうろしているではありませんか。


 行ってみると、種イモが芽ごと引っ張り出されています。なんと、カラスがジャガイモの芽を引っ張って種イモを取りだし、それを食べていたのでした。


 カラスにやられたのは3割ほどでしょうか。芽だけになってしまったのを再び植えなおしたのですが、芽だけだと栄養がないのでたぶんジャガイモはできないでしょうね。でも、実験のためにそのままにしてあります。


 カラス除けを何とか考えなければなりません。防御ネットという方法もあるのでしょうが、ジャガイモにネットは大げさでしょうか。


 釣り名人のKさんにいい方法を教えていただきました。「釣り糸」を張りめぐらせる方法です。カラスは羽に触れるものを極端に嫌うらしく、しかも賢いので、いったん引っかかると二度と寄ってこないそうです。


 翌日さっそく釣り糸を買ってきました。見えにくいと思われる一番細いやつ1,000mです。


 これからは何かにつけて、カラスとの戦いが始まるのでしょう。


 知恵比べなのだ。







2015年6月17日水曜日

県250歳ゴルフ大会

~華麗なるティーショット?~


 いや~、今日の「さきがけ新聞」の朝刊を見てびっくりしましたね。9面のスポーツ欄に、はがき大の大きさのカラー写真が掲載されているのですが、なんとそこには、「ティーショットを放った私の姿」が映っているではありませんか。


 ジャガイモの話の続きを書こうと思っていたのですが、急遽予定変更です。


 昨日、第6回「県250歳ゴルフ大会」が、秋田魁新報社、ABS秋田放送主催で行われたのですが、私もゴルフ仲間からお誘いを受けていて、参加していたのでした。


 この大会は、4人で一つのチームを作り、しかも4人の年齢の合計が250歳以上でなければならないというルールで行われるもので、新聞でもかなり前から広告が掲載されていました。なかなかいい企画だと思います。


 当日の朝は、やはりマスコミ関係者が目につきました。近くでは、参加者がテレビカメラに向かってインタビューを受けています。「そばに来ないでね」と思いながらパッティングの練習です。


 さてスタートホール。後ろにはテレビカメラを構えた方がいます。そして、斜め右前方には高機能一眼レフカメラと思われるカメラを抱えたカメラマンが、こちらを見ています。うまく撮ってね。


 ドライバーを振り上げてティショットを放ち、フィニッシュをとるまでの間に、カメラが「カシャカシャカシャカシャ」と音をたててさく裂しました。おお!連射機能付きですね。私の肩の回りが少し浅かったように思いましたが、まぁいいでしょう。ゴルフに「たられば」はないのだ。


 結果的にはこのシーンが、夕方のテレビに放映されたようでした。その頃我々は、他チームと合流し、祝勝会・・・改め反省会」を行っていたので、残念ながらテレビで映像を確認することはできませんでした。


 「秋田さきがけ新聞」見る人はどれだけいるのでしょうか。仮に80万人とすると、新聞社の側とすれば、「80万人の県民がみても、この写真なら恥ずかしくないだろう」と判断して掲載したと思われるので、私としてはそれはそれでうれしいことなのです。


 団体戦というのは初めてでしたが、やはり最初はプレッシャーはありましたね。普段の遊びのゴルフは別として、月例でもスコアが悪ければすべて自分に跳ね返ってくるので、自分で結果を受け入れればそれでいいのですが、団体戦だと自分のスコアがほかのチームのみんなに迷惑をかけてしまうケースもあり得ます。でも、とても楽しく回ることができました。


 参加者172人ということですが、100以上をたたいた人がほとんどいなかったのにも驚きです。


 いい企画なので、来年以降もぜひ参加したいです。







2015年6月14日日曜日

まずはジャガイモから

~水の誤解~


 畝立てが終了したので、いよいよ野菜の苗を植えていきます。ここで登場したのは、助っ人のFさんでした。


 私たちが昨年8月にこの地に来て以来、Fさんには節目節目で大変お世話になっていましたが、野菜作りを始めるにあたっても、教えていただかなければならないことがたくさんありそうです。


 野菜の基本といえば、「トマト」「ナス」「きゅうり」でしょうか。基本といっても、これらの野菜はただ穴を掘って苗を植えればいいというわけにはいかないようです。私たち素人にとってはかなり難易度は高いはずです。


 Fさんには、トマトやキュウリ・ナスの苗が成長して、蔓を絡ませるのに必要な棒立てをやってもらいました。




 

 いい感じですね。


 続いて「ヤーコン」もいっちゃいましょう。


 そして「トマト」に



 これはなんでしたっけ?・・・そうだ!ピーマンです。



 植えた後に水をたっぷり与えて完成です。


 「植えた野菜には、水が絶えないように、毎日しっかり水やりしましょう」・・・と思っていたのですが、これはとんでもない誤解でした。


 町内の会合でみなさん集まった際に、堆肥研究家は初めてジャガイモの種イモを植えたうれしさから、


 「我が家の畑にジャガイモを植えたんですよ~、最近毎日暑いので、水やりが大変で・・・」


 と話したそうですが、その瞬間、堆肥研究家は、皆さんの驚きの視線を一身に集めることになったようです。


 「えっ!ジャガイモに水やってんの?」


 「あの人、ジャガイモに水やってんだって」


 「え~っ!まじ?・・・じゃがいもに水やってんの?・・・しんじらいね~」


 「うそだすべ!そいだば、ありえね~」


 「???じゃがいもに水やらないんですか?」


 「え~、え~、え~」


 大変だったようです。ジャガイモには植えた直後以外は水をやってはいけないのでした。知らないということは恐ろしいことですが、大変勉強になりました。


 ジャガイモはサラダにもなるし、ひき肉と一緒に炒めて味付けして食べてもおいしいし、料理の用途は広いです。しかも日持ちするし非常食にもなります。


 無事収穫できればいいのですが。





2015年6月13日土曜日

畑作業開始

~まずは畝立てから~

 6,000個のキノコの種菌を150本の原木に植える作業を終え、100本あった果樹の苗木の植え込み作業も終わりましたので、いよいよ「畑作業」開始です。何を植えるか考えるのも、なかなか楽しいものですね。


 野菜の苗を植える前に、まずは「畝立て」作業を行わなければなりません。いよいよエスペランサ5号(耕運機)の登場です。



 耕運機も馬力によっていろいろあるようですが、エスペランサ5号は300坪用の耕運機で、家庭菜園用としては結構馬力のある機械です。「大規模家庭菜園」にふさわしいではないですか。


 スイッチを入れてチョークを引っ張り、スターターのひもをグイッと引っ張ると、「ドドドドッ」と小気味いい音が響き渡ります。カチッ、カチッとギアを切る音もいいですね。エスペランサ5号の虜になってしまいました。操作するのが楽しいです。


 この耕運機は、もともとは女性でも運転できるということで、堆肥研究家用に購入したものでしたが、すっかり私のものになってしまいました。


 畝の列を振り返ってみると・・・おやっ、曲がっているではないですか。




 初心者だし・・・初めてだし・・・畝も長いし・・・大勢に影響ないので、我慢してほしいのだ。



2015年6月12日金曜日

小さな訪問者

~エスペランサ村での体験野外学習~


 5月の初め、女子プロゴルファーの宮里藍選手と高校時代の3年間ゴルフ部で一緒だった女性が、エスペランサ村に遊びに来ました。K子さんです。K子さんのお母さん(K美さん)は、堆肥研究家の親友で、高校の同級生なのでした。K美さんご夫婦、里帰り中のK子さんとその子ども2人、総勢5人の来訪です。


 訪れた目的は、エスペランサ村内での「山菜の収穫体験」です。K子さん一家は、埼玉県の市街地に住んでいるので、3歳の娘さんが自然に触れる機会はほとんどないと言います。


 村の集会所をいろいろ見学した後、さっそく山菜採り体験です。ワラビは、この日のために採らないようにしていたこともあって、けっこうな量を採ることができたようです。


 続いてタケノコです。タケノコを採るにはうす暗い竹藪の中に入っていくため、都会暮らしでふだん土に触れる機会のない3歳の子供にはこわかったのでしょうか、泣き出してしまいました。


 ところが手ごろなタケノコが見つかると、数日前にテレビで観たタレントのタケノコ掘りのシーンを思い出したらしく、喜んでお祖父さん(k美さんのご主人)と一緒に鍬を手に取り、タケノコ堀りに挑戦です。形のいい、手ごろな大きさのタケノコを掘り当てることができました。よかったね。


 そのあとは、エスペランサ村の敷地の向かい側にある草原とその周縁の里山に行って、再び山菜取りです。そこにもいろんな山菜があり、親子で摘み取って楽しんでいたのですが、その子は大きなフキを手にとって傘のように掲げ、大喜びでした。見ているこちらが、ついほほえんでしまう光景です。


 皆さん楽しんでくれたようで良かったです。私たちも大いに楽しみました。


 こんなに喜んでくれるなら、山菜採りや果物の収穫体験・野菜の苗植え体験など、子どもたちをたくさん集めて、将来「体験農園」やってみたら面白いかもしれませんね。







2015年6月10日水曜日

タケノコは楽しい

~今日の夕食の調達に行こう


 昨年の秋、敷地内にある栗の大木を救出しようと、木の周りに生えていた孟宗竹をかなり切り倒しました。また、刈り払い機で笹も刈り取ったため、栗の木の周りはずいぶんすっきりしました。
 それでも、栗の木の背後には竹林が広がっています。


 今回期待したのは、その竹林の「タケノコ」です。きっと採れるに違いありません。


 タケノコといえば、昨年訪れた恵那を思い出します。週末農家をかれこれ30年以上も楽しんでいるMさんに声をかけていただき、タケノコ堀りに出かけたのでした。拙ブログにも書いた通り、同じく訪れた感じのいい二人の若者と一緒に、無我夢中でタケノコを掘ったのでした。採れたてのタケノコはとてもおいしかったので、今年も期待です。


 春になったので、さっそく竹林の中に入っていきました。ところが肝心のタケノコは2本しか見つかりません。とりあえず退散です。数日後に行っても、同様でした。ここではタケノコは採れないのだろうか。


 タケノコ採りはいったんあきらめかけたのですが、しばらくしてからもう一度行ってみると、5~6本生えています。おお!そうですか。いただくことにしましょう。


 タケノコ堀りの要領は、昨年経験して学習済みです。すんなり収穫できました。米ぬかを調達してさっそく調理します(タケノコの下処理と調理は堆肥研究家です)。うまいです。ビールのつまみやあったかごはんのおかずにピッタリでした。


 これに味を占めた私は、数日後にまた出かけていきます。おお!また生えているではないですか。いただきましょう。特に雨上がりはたくさん生えています。その繰り返しで、今年は50本ほど採ったでしょうか。

私的には

 「では、今日のおかずを調達してくるか」的な感覚でした。


 我が家だけでは食べきれないため、村の集会所を訪れたお客さんや友人たち、それにご近所の方にも配りました。


 自給自足感を満たされて、とても満足です。



2015年6月8日月曜日

山菜講座

~収穫だった「四の字固め」~


 地元紙を読んでいたら、「山菜講座」のお知らせが載っていました。県の林業研究研修センターで、野外見学と室内での勉強会です。せっかく山菜のことを覚え始めたので、行ってみることにしました。たくさんの参加者でした。


 

 ここには、いろんな山菜が植えられていました。一つ一つ見ながら名前を確認していきます。最初は「ギョウジャニンニク」でした。


 「ぎょうざ」ではなく「ギョウジャ」です。私も最初は間違えていましたが。我が家の庭にも現在5株植えてあります。


 山菜の先生がいろいろ説明してくれるのですが、何しろ人数が多すぎて、よく見えません。もともと「俺が俺が」と人をかき分けてまで前に出たい人間ではないので、遠くから眺めていましたが、これでは意味がありません。適度に距離をおいて、一人でまわることにしました。


 山菜がたくさん植えられている場所と道路を挟んだ反対側には、秋田杉がたくさん植えられていました。そこに入っていくと、なんということでしょう。しいたけやなめこのほだ木がたくさん置かれているではありませんか。これはいいのを見つけました。


 さっそく一人でいろいろ研究していきます。エスペランサ村での原木しいたけは、たまたま昨年切り倒した「竹」があったので、それをうまく利用して、オリジナルの「ほだ木」を立てかける仕組みを作りました。そもそもどうやってほだ木を立てかけたらいいのか、本を見ただけではよくわかりませんでした。
 研修センターのほだ木には、特に立てかけているようなものは見当たりません。


 よくよく観察してみると、ほだ木同士をうまく絡ませて組んでいます。子供のころによくプロレスの技をかけあって遊んだのを思い出しました。デストロイヤーが得意とした技「四の字固め」のようでした。懐かしいですね。


 また、なめこのほだ木は、木の三分の一ほどを土の中に埋め込んで、その上に杉の枯れ枝や枯れ葉がふわっとかけられていました。これは参考になりましたね。


 何しろプロのやり方です。山菜のことはよくわかりませんでしたが、原木しいたけについてはとても勉強になった「山菜講座」でした。


 ほかの人が見ていないものでも、注意深く観察していると、いろんなところに学ぶものが転がっているものですね。




2015年6月6日土曜日

野草食レストラン

~「イタドリ」ってどんな鳥?~


 ブログは、またまた過去に逆戻りです。私が仕事で部屋に缶詰になっている間も(このフレーズもう何回目だろうか)、堆肥研究家はエスペランサ村の敷地内を探索していたようです。さらに、助っ人のFさんに連れられて、車で山中にも出かけていました。目的は山菜取りです。


 エスペランサ村の敷地内およびその近辺は、いわゆる山菜の宝庫です。もともと秋田県自体が山菜で有名なようですね。「山菜のありかは親にも教えない」そうで、一人で山の奥まで山菜採りに出かけていって、亡くなったり行方不明になる人が後をたたないそうです。ほどほどにしましょう。


 山菜といっても私は「ワラビ」「ぜんまい」くらいしか知らなかったし、両者の区別も本当はよくわかりません。昨年の今頃、恵那で筍堀りを体験したとき、「スカンポ」なるものを教えていただき、そのおいしさに驚いてついブログにも書いてしまったのですが、その程度のことしか知らなかったのです。


 ところが今の時期、こちらではあちこちで山菜の話題で盛り上がります。私はなかなか話題についていけません。ゴルフを一緒に回っている最中にも、


 「イタドリってうめっすな」 と言われても、


 「えっ、えっ!イタドリってどんな鳥?」


 「シドケって最高だすな」ときても
 
 「はぁ???・・・シ・・・シドケですか?」状態です。


 この際しっかり山菜の名前を憶えましょう。


 まずはオーソドックスなところで「ワラビ」です。私でもわかります。


 ワラビでも、おひたしにしたり、細かく刻んでたたきにしたりと、食べ方はいろいろあるようですね。エスペランサ村の敷地内にもワラビがたくさん採れる場所があるのですが、いつの間にか採取されていて、根こそぎなくなってしまいます。また生えてきますが・・・。


 そして「ノビル」です。



 味噌をつけて食べるのですが、この辛さがたまらなくうまいのですよ。名古屋にいる時、よく買ってきて食べましたが、こちらは敷地内で採れるので、タダです。


 これは「サシボ」。イタドリの若芽です(この地方では、生長したものはあまり食べないようです)。



 天ぷらにして食べると申し訳ないくらいうまいです。


 続いて「コゴミ」です。これも 敷地内でよく採れます。胡桃味噌和えがいいですね。




 この地方ではとても有名な「アイコ」です。




 「アザミ」




 「葉わさび」だそうです。




 こちらではあまりにもありふれていて、前述したように、食べる人はすくないようですが、私は「イタドリ」が大好きです。 ばら肉と一緒に炒めて醤油で食べると、ビールがうまいです(皮をむいたイタドリの茎を1週間ほど塩漬けにし、次にそれを流水にさらして塩抜きをして、そうしてやっと調理できるのですが、手間をかける価値があるおいしさです)。


 将来「野草食レストラン」やってみたいと、堆肥研究家は言っていますが、どこまで本気かはわかりません。もし始めたら、それこそテレビ番組の「人生の楽園」そのものになってしまうではないですか。


 はずかしいです。
 
 

2015年6月4日木曜日

HP制作依頼

~広がり始めた交流~


 最近ブログを更新していませんでしたね。書きたいことはたくさんあるのですが・・・。


 私のブログの読者から「越麻呂が入院してしまったのではないか」と心配する電話をいただきました。確かに2週間ほど前、点滴を受けたのですが、これは単なる食あたりで、越麻呂は元気です。

 また、名古屋の読者からは、中日新聞の「お~い栗の助」が載っているページの切り抜きを50枚ほど送っていただきました。ありがとうございます。


 ここのところ毎日晴天続きです。しかも日がどんどん長くなっていきます。やることが目の前に山ほどあるし、普段は時計を持たないので、つい時間を忘れて農作業に没頭してしまいます。気が付くと、もうこんな時間?!


 疲れた身体にビールが気持ちよく浸み込んでいきます。普段あまりお酒を口にしない堆肥研究家も、最近はビールが欠かせません...といってもコップ2杯程度で「地球が赤くなる」と言っていますが。


 今日は久しぶりの雨ですので、農作業は休みましょう。ブログの内容がいったん現在に戻ってしまったので、昨日の出来事を一つ。


 昨日、「ゲンちゃん農園」のGさんに誘われて、三種町まで行ってきました。三種町といえば「じゅんさい」で有名ですね。日本一の収穫量を誇っています。名古屋でも、比較的高級なお店では、たまにじゅんさいが出てきましたが、ほんのちょっぴりでした。高級食材です。しかし、三種町では「じゅんさいのしゃぶしゃぶ」があるくらいポピュラーな食材です。


 さて、私が今回頼まれたのは、HPの制作です。「えっ!なんで?」と思ったのですが、頼まれたのはどうも間違いないようです。しかも、「グリーンツーリズム」という、自分にとって今後大きくかかわっていきそうな組織のHPなのです。ただ、今のところ、グリーンツーリズムといっても詳しいことは全くわかりません。話を聞いてみようではないですか。


 三種町のグリーンツーリズムという組織は、これまでは役場のHPの一部を借りて、そこから情報発信していたらしいのですが、それではなかなかタイムリーに情報を発信できないし、どうしても限界があります。


 今回、「三種町グリーンツーリズム推進協議会」は「田舎ぐらし大学みたね」と組織名を改めることになり、それを機に新たに独自のHPを作成して、全国に情報発信していくことになったのでした。そして、そのHP制作を私がやることになったのです。


 秋田県に関するある本のサブタイトルにも書かれていましたし、先日の地元紙の論評にも書かれていたのですが、秋田県の県民性の一つに


 「俺もやらないから、お前もやるな」


 というのがあるのだそうです。おやおや、どこかにあった「やったもの負け」問題ですね。


 でも今回、「田舎ぐらし大学みたね」の人たちの話をいろいろ聞いてみると、さまざまな思いが伝わってくるし、「なるほど話」がたくさんありました。
 近い将来、エスペランサ村でもいろいろ収穫できるようになると思うのですが、加工の仕方とか販売方法とか、教えていただけることがたくさんありそうですので、コラボできそうです。


 もともと私は、「周りが反対するから、あえてやる」タイプの人間です。


 やってやろうじゃないですか。