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2015年5月20日水曜日

里山風景

~私も造園会社のブログにデビューなのだ!~


 ブログがなかなか現在に追いつかないのですが、いったん現在に戻しましょう。


 3月2日に始まった庭造りは、とりあえず5月15日で一段落です。この間、造園会社の方々は、雨の日以外はほとんど毎日、村の集会所の庭造りをしてくれました。ありがたいです。おかげさまで、とても素敵な庭が出来上がりました。


 詳しくはこちら


  http://konohanoniwa.blog61.fc2.com/


 庭は、いわゆる「日本庭園風の庭」ではなくて、「里山風景の庭」です。したがって、当初検討していた庭石は、一切使いませんでした。


 庭造りの様子は、後日ゆっくり書こうと思っていたのですが、なんと私も造園会社のブログにデビューすることができました。下の写真は、仮植えしてあったブナの苗木を、造園会社の方と一緒に庭に移植しているところです。


 また、こちらの写真は庭造りの最後の仕上げで、今回植樹した150本ほどの木々に、名前を書いた札を取り付けているところです。


 
 こういう作業は楽しいですね。しっとりとした落ち着いた雰囲気の庭になりました。一年もすれば地面には自然に草が生えてきて、緑色になっていくでしょう。


 庭を見た方々からは、「軽井沢のようですね」と言われたのですが、私自身軽井沢といえば、30年ほど前、監査法人中央会計事務所在籍中に、事務所の慰安旅行で軽井沢を訪れ、72(セブンツー)でゴルフをやったのと、数年前に在籍していた某監査法人の理事時代に全国のMgr研修に夜だけ参加しただけですので、あまり印象に残っていません。


 まぁそんなことはどうでもいいのですが、「里山風景を取り戻す」第一歩になったのは間違いないでしょう。


 今日も「ラベンダー」を10ポット、裏庭に植えたのですが、エスペランサ村の象徴の「フジバカマ」も、庭の周辺に移植しようと考えています。


 とても満足度の高い庭になりました。「福岡造園」さんのお二方に感謝です!




2015年5月17日日曜日

果樹の植え方講座


~おさらいです~


 ここで、果樹の苗の植え方を復習しておきましょう。来年また植えることになると思うので。


 果樹の植え方は、あけびの時と一緒です。


 まずはじめに直径50cm、深さ50cmくらいの穴を掘り、掘り出した土に「苦土石灰」と「熔リン」をかけておきます。おっ!結構深く掘っていますね。



 そして、掘った穴に堆肥をバケツで2~3杯入れ、腐葉土を重ねます。




 そして苗をたてて、




 上から土をかぶせるのです。



 
 最後に足でフミフミして、仕上げに水をかけます。




 無心になれるひと時です。


 果樹の苗100本植えたので、単純に計算すると、掘った直径50cmの穴は、なんと50mということになります。笑うしかないです。


2015年5月15日金曜日

合わせて100本

~初年度に植えた果樹の苗たち~


 さて、今年の春に植えた果樹の苗をまとめておきましょう。


・あけび・・・三つ葉あけび、五つ葉あけび、バナナあけびを20本
・ポポー・・・タイトー、NC1、ウィルソン、タイラーで20本
・イチジク・・・ニホンイチジク、ドーフィン、ホワイトゼノアなどで20本
・梅・・・露茜5本
・スモモ・・・8本
・プルーン・・・10本
・アンズ・・・5本
・柿・・・2本
・銀杏・・・2本
・クワ・・・5本


 ほかにも果樹ではありませんが、コブシを2本、コシアブラを1本植えました。合計100本です。区切りがいいですね。それとは別に、村の集会所の私の部屋の窓から見えるように、「三つ葉つつじ」を植えましょう。3本です。畑用には「ヤーコン」を購入しました。6本です。


 敷地内の一部に砂地のような場所があり、果樹を植えるにはふさわしくないため、ここら一帯に「ホワイトクローバー」のタネを植えましょう。3㎏を3袋です。緑のじゅうたんにするのです。


 これらの果樹の苗を、第一区画から第三区画まで、いろいろレイアウトを考えながら植えていきました。


 「第一区画」は畑がメインですが、ポポーの苗も6本植えました。ポポーの苗は高価だし、全く植えたことがない(どの苗もそうですが)し、あまり一般的ではないのでデータもありません。したがって、適性を見るために、植える場所を分散させたのです。一度に全滅では泣けてしまいます。これを「リスク管理」といいます。一年たてば適性もわかるでしょうから、育つ環境を見定めて、来年さらに植えることにしましょう。


 「第二区画」は梅並木のあるところです。ここは梅の花がきれいですので、一帯に花がきれいなバラ科の果樹を植えました。私がこだわっている梅の「露茜」に、同じくバラ科の「プルーン」「スモモ」です。3年もすれば、第二区画一帯にきれいな花が咲くことでしょう。


 そして「第三区画」には、堆肥研究家の命「あけび」と、私がこだわっている「ポポー」を植えました。それに「柿」「銀杏」なども。


 植えた苗には、芽が出始めて、葉が開き始めています。


 大事に育てたいです。







2015年5月13日水曜日

アケビの苗植え

~育てよ!あけび~



 「あけび園」の棚が完成したので、いよいよ苗植えの作業に入ります。楽しい瞬間です。でもその前にやることがあるのです。「穴掘り」です。トホホホ・・・。


 あけびの苗が元気に育つたえには、やはり環境を整えてあげなければなりません。野生のあけびもありますが、ここは果樹園なのです。


 穴の大きさは、直径50センチ深さ50センチです。アケビの苗は20本あるので、計算上は直径50センチの穴を10m掘るイメージでしょうか・・・あまり考えないようにしましょう。


 20本ある苗を、一本一本ていねいに植える場所に置いていきます。





 植え残しがないか、間隔は大丈夫か、堆肥研究家のチェックが入ります。



 アケビは同一種類だけでは実をつけません。混植する必要があります。植える順番にも気を使っているようです。


 掘り出した土に「苦土石灰」をかけ「溶リン」をまきます。これで土壌改良するのです。



 掘った穴の中にはバケツで2~3杯の堆肥を入れ、その上に「腐葉土」を重ねます。そしてあけびの苗をそっと植え、根のあたりに掘り出した土をかぶせるのです。根があまり深くならないよう気を付けます。植えた苗に水をやって出来上がりです。


 きれいに植えることができました。


 実をつけるまでには3年くらいかかるかもしれませんが、元気に育ってほしいものです。



2015年5月10日日曜日

あけび園の棚作り

~どうだ!どうだ!の出来栄え~



 外した単管をケートラ越麻呂号に積み込んで、エスペランサ村まで運びます。一本一本が結構重いです。単に積んだんだけでは、走っているうちに単管がごろごろ転がって、道端に落ちてしまうので、ロープできつく締めなければなりません。締め方があるようですが、結局わかりませんでした。こういうのは、どうも頭に入ってこないようです。


 運んだ単管を、あけび園の区画まで運んでいきます。設計図を基に、クランプと一緒にあるべき場所にとりあえず置いていくのです。そしていよいよ組立です。



 単管は意外と重いので、3人で組み立てることにしました。二人で持ち上げて肩で抱え、一人がクランプで単管をつなぎ合わせていきます。なかなか重労働です。位置を間違えると棚自体が歪んでしまうので、位置関係を確認しながらの作業になりました。


 単管の間に、今度は2mくらいの細い鉄の管をさしこんでいきます。アケビのツルがまきつくための棒を確保してあげるのです。そして、棚の中に、今度は「番線」を縦横に走らせます。


 ここでも役に立ったのが、「ラチェットレンチ」でした。番線を手でひねって細長い輪を作り、それを単管にひっかけて、ラチェットレンチでひっかけて、ぐるっとねじるのです。そうすると番線をうまく張ることができます。世の中にはなにかと便利なものがありますね。これはFさんの厳しい指導を受け、自分でやりました。


 出来上がりがこれ。


 
 ちょっと歪んでいますが、初めてとしては上出来です。


 「あけび命!」の堆肥研究家も、満足そうでした。








2015年5月9日土曜日

貴重な教訓

~ラチェットレンチ~


 忙しさのあまり、じっくりブログを書いている時間がなかったので、あけび園のことが飛んでしまいました。あけび園の区画に堆肥を敷き詰めましたので、いよいよ棚作り開始です。


 といっても、棚などもちろん作ったことはありません。昨年「ゲンちゃん農園」のGさんと、「自然薯にかける夢」のKさんに教わったことを思い出しました。そうです、スマホにメモ書きしたのでした。


「単管・クランプ・自在・番線」・・・なんでしたっけ?


 こうなったら、助っ人のFさんに手伝ってもらいましょう。さっそく棚の設計時図を書いていただきました。単管は4mのものがが24本、2mのものも12本ほど必要なようです。クランプは40個、それに番線も。ネットでコメリで売っている金額を調べたところ、単管1本1,700円ほどします。うわ~高いですね。


 エスペランサ村のポリシーの一つに、「なるべく自然にあるものを利用する」「なるべくコストをかけない」というものがありあす。名古屋にいたときは、必要なものはしょうがないではないかということで、あまり気にせずコストをかけていましたが、もうそういった生活はできません。自然とともに生きるのです。


 さて、Fさんの自宅にもう使わなくなった棚があるといいます。数十個の鉢を置いてある棚で、単管を組み合わせて作ってあります。それを解体してもいいということでした。おお!そうですか。やりましょう。


 まず、単管をつないである「クランプ」を、一つ一つ外していきます。固く締められたクランプのねじを外すのに使うのが・・・え~と、なんと言いましたか・・・シメラーでもないし・・・ユルリーでもないし・・・思い出しました。「ラチェットレンチ」でした。これは便利ですね。力任せにぐりぐりねじを緩めていきます。


 と、突然単管が外れたと思ったら、が~ん!という大きな音を立てて、外れた単管の一方が落ちてきました。別の単管を握っていた私の左手の親指をかすめて、単管にぶつかったのでした。これだけ重い鉄の棒の直撃を手に受けてしまったら、間違いなく複雑骨折だったでしょう。ギターもゴルフも農業もできなかったかもしれません。


 遊び半分ではできないとう、いい教訓を得ました。



2015年5月7日木曜日

庭造りのお手伝い

~造園会社のブログにデビューなのだ!~



 ブログがなかなか現在に追いつきません。私が缶詰になっている間も、堆肥研究家はいろいろ活動を続けていたようです。気が付いたら、庭造りをお願いしている「福岡造園」さんのHPのブログにも登場していました。おやおや。


 庭造りが始まったのは3月2日でした。その後約1か月ほどかけて、土壌改良と造成工事が行われました。植栽が始まったのは、4月の中ごろだったでしょうか、拙ブログにも書きましたが、ほんの10本植えられただけで、雰囲気はずいぶん変わります。雑木は結局、GWの前半までに100本ほど植えられました。それでも終わらず、連休後もさらに植栽は続きます。


 「雑木に囲まれた庭を作りたい」


 退職後の堆肥研究家の願いです。その思いが自分を掻き立てるのでしょうか、自ら進んで庭師さんたちのお手伝いです。


 堆肥研究家がやっているのは、もみ殻燻炭と元からある粘土質の土を混ぜ合わせる作業です。


 詳しくは、「福岡造園」さんのHPの4月21日のブログ「いよいよ植栽」をご覧ください。


 http://konohanoniwa.blog61.fc2.com/




 慣れない作業で、プロのようにはうまくいかなかったようですが、自分の庭です。木々も喜んでいることでしょう。







2015年5月6日水曜日

春うらら

~一気に春の訪れ~



 秋田でこの時期を過ごすのは実に40年ぶりです。確かGWのころに桜が満開になったという記憶があります。名古屋より1か月遅れです。でも今年は天候のせいで早いようですね。


 エスペランサ村のあたりでは、この時期、春は一気にくるようです。梅の花が咲き始めたと思ったら、



 続いてすぐに桜が咲き始めます。


 助っ人のFさんも、作業の合間に山菜の指導をしながら、散歩です。


 敷地内の山桜もきれいでした。


 エスペランサ村から車で5分くらいのところに、全国的に有名な桜の名所があるのですが、連日駐車場は満杯だし観光バスも訪れているようです。帰りの渋滞も、日ごろはほとんどお目にかかりませんが、先日初めて巻き込まれてしまいました。


 有名な桜の名所を人ごみに紛れてみるよりも、エスペランサ村の近くの桜を一人で眺めているほうが、よほど落ち着きますね。


 名古屋に住んでいたころは、自宅近く山崎川のあたりを、毎年何回か散歩しながらのんびり桜を眺めていたものでした。今年は3月に名古屋に行ったときに、懐かしくて行ってきました。


 今年は3月から5月まで、桜を楽しむことができたのでした。





2015年5月5日火曜日

恵みの雨

~宮沢賢治の心境~


 果樹の苗を植えた際には水をやったのですが、それ以来ほとんど雨が降った記憶がありません。ここのところの初夏のような晴天続きは、いつもの年だったら絶好のゴルフ日和ということで、いそいそとゴルフ場に出かけていくところですが、今年はそういうわけにはいきません。


 先日も、HNKの7時のニュースで、「今日の最高気温が一番高かったのは秋田でした」と放送されていました。このままではまずいです。「日照りの夏はおろおろ歩き・・・」宮沢賢治の心境ですが、ただおろおろしているわけにはいきません。水を与えなければ・・・でもどうやって・・・。


 村の集会の外には水道の蛇口があるのですが、そこから一番遠い果樹の苗までは、230~240ヤードくらいはあるでしょうか。ドライバーの飛距離が必要です。そこまで水道管をつなぐわけにはいかないでしょう。へば、なんとせばいいなや・・・じゃなかった、ではどうするの?


 いろいろ考えた結果、またしてもバケツに頼るしか方法はなさそうです。1個100円のバケツが、これほど役に立つとは思いませんでした。


 まずはバケツを10個くらいケートラに積みこみます。



 N設計の奥様からいただいた、プラスチックの漬物樽もこの際使うことにしましょう。ジョウロも一番大きいのを買ってきました。全部に水を入れるのに15分くらいかかります。


 ケートラに積みこんだバケツの水をなるべくこぼさないように、ゆっくりと移動します。ケートラで行けるところまで行きましたが、実はこれからが大変なのです。バケツの水をジョウロに移し替え、ジョウロ二つを両手で持ってとぼとぼ歩きはじめます。


 一番近いところは20ヤードそこそこですが、一番遠いところまでは100ヤードくらいあるでしょうか。私の愛用しているゾディアの52°のウエッジでフルショット、ピンそば1.5メートルの距離です。この行ったり来たりを延々と繰り返すのです。購入した一番大きいジョウロは、13ℓ入ります。両手で二つ持って26㎏、重いです。もっと小さいのにすればよかった・・・がくっ。


 ケートラ一台分の水を運ぶのに、30~40分くらいかかります。水を入れる時間を合わせると、ワンクール約50分です。これを休みなしで3往復。午後3時半くらいから始めて、終わるのはだいたい6時ころ。その後、植えたばかりの庭の雑木にホースで水やりを30分。


 何か目的意識がないと、とてもこんなことはできないですね。


 幸い昨日の夕方から雨が降っています。今日は水やりから解放されるだろうか。



2015年5月4日月曜日

クロダイ

~いただいちゃいました~


 私が仕事で部屋で缶詰になっている間も、堆肥研究家は「山菜取り」に余念がありません。助っ人のFさんと車で出かけていってしまいました。


 しばらくすると、玄関のドアホンの音です。ドアを開けたところ、そこにはご近所のKさんが、何やら新聞紙にくるんだものを持っています。
 
 Kさんはこの辺りでは釣り名人として有名です。しかも、青森から新潟までを管轄しているスポニチに、定期的に釣りの記事を投稿しているのです。私の期待が高まります。


 Kさんが手に持っていたものは、「クロダイ」でした。山形方面に取材で行って前泊し、明け方4時半から釣りを始めて見事釣り上げたそうです。40センチはあるでしょうか。立派なクロダイです。


 私が魚をさばくのは、村の集会所の棟上げ式の時にいただいた真鯛をさばいて以来です。必殺調理人としての血が騒ぎますが、それにしても包丁が切れないです。買い換えましょう。


 当然、刺身にしたのですが、とても歯ごたえがあって申し訳ないくらいおいしかったです。こんな時のためにいい日本酒を用意してあるのですよ。食品庫にある冷蔵庫から、おもむろに「空」を取り出しました。


 お酒がすすんだのは、言うまでのありません。

 Kさん、ありがとうございました。





2015年5月1日金曜日

究極奥義

~機能したAKTnet~


 某銀行系から依頼された税理士としての仕事は、昨日確定申告書を提出し、無事終えることができました。この間、農業もゴルフも音楽も放り出しての仕事でした。疲れました。でも、AKTnetがうまく機能した最初の案件として、長く語り継がれることでしょう。


 ゴルゴ13なら、たとえ偶然かかわっってしまった、死に間際の子供から、お小遣い程度のお金を渡されて、「これで悪い奴らをやっつけて」と頼まれたとしても、黙って仕事をやり遂げることでしょう。そして不可能を可能にするのです。


 今回の案件についても、たとえ報酬が安くても、「無理なら期限に間に合わなくてもいい」といわれても、やはり依頼されたからには、きちんとした仕事で最後までやり遂げなければなりません。そしてそれがプロの仕業なのです。ああ・・・。


 今回の仕事で思ったのは、長年実務をやっていると、必ずこうなるはずだというのがわかることです。これを「推定」といいます。


 上場会社であれば、きちんと資料が整っているので、それに基づいて会計処理すればいいわけですが、中小企業の場合は必ずしもそうとは限りません。資料がないときもあります。普通の税理士であれば、そこで行き詰ってしまうのですが、実務を重ねてくると、あるべき処理が見えてきます。そしてそれは、大抵正しいのです。


 公認会計士や税理士の実務家が実務を極めた場合、最終的に行き着く先は「推定」なのです。


 北斗神拳のケンシロウは悲しみをまとい、究極奥義「無想転生」を身につけました。相撲の世界でも、双葉山が「後の先」という究極技を目指したといいます。


 AKTnetの税理士は、「推定」という境地にたどり着いているのです。