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2015年2月5日木曜日

ネーミング

~「こまち」からの脱却~

 採れた農産物を「ブランド」化するには「ネーミング」がとても重要になると思います。秋田県で有名なのは、お米の「秋田こまち」です。全国ブランドになりました。もう30年くらい前でしょうか。


 ところがこの「こまち」、あまりにも有名になりすぎたのか、秋田県の人たちは「こまち」から脱却できずにいると思います。


 秋田新幹線が開通したときに、車両に「こまち号」と名付けたときにも、もうすでに「また、ですか」と思ったものですが、一応そうなんだろうなと納得しました。


 ところが、秋田に帰省してみてびっくり。野球場ができれば「こまちスタジアム」だし、テレビのニュース番組は「ニュースこまち」です。ほかにもお酒やお菓子の名前など、いろんなアイテムに「こまち」が登場するのですよ。もしかしたら「徒然こまち」なんてブログもあるのかも。


 この現象はわからないわけではないですが、ちょっと「こまち」に頼りすぎだと思います。


 我がエスペランサ村で取れる「完全無農薬の梅」ですが、例えばこれに「梅こまち」と名付けたとしましょう。確かに響きはいいし、イメージも申し分ないのですが、県外の人、例えば私が名古屋にいたとするなら、


 「おっ、またこまちだがね」


 となるわけですね。これに対して例えば


 「梅なまはげもあるでよ」


 と応えてもいいのですが、もう「こまち」や「なまはげ」に頼るのはやめましょう。


 先日のブログで「農協へ行ってきた」と書きましたが、購入したのは「えだまめ」の種子です。初心者が種から野菜を育てるのは、一般的に難しいと言われているので、基本的には苗からはじめようと思っているのですが、枝豆は種からやってみることにしました。


 購入した枝豆は、全部で7種類。農協から取り寄せたカタログに載っていたすべての枝豆の種子を購入しました。なぜかというと、枝豆は種類によって、成長の早いものから遅いものまでいろいろあるからです。時間差攻撃をかければ、枝豆を長く楽しむことができるではないですか。なははは・・・。


 秋田県では、枝豆に力を入れて、特産品にしようという動きがあります。それに乗ったわけではありませんが、枝豆は串カツ・冷奴とならんで、「ビールの友、黄金の3兄弟」と言われています(私が勝手に言っているだけかも・・・)。夏のゴルフの後、枝豆をつまみながらビールをぐびぐび飲んで、「ぷは~!」とやるのは、最高の贅沢ですね。全種類購入に何の迷いもありませんでした。


 エスペランサ村で採れた枝豆は、今後のためにやはりブランド化しなければなりません。山形の枝豆が「だだちゃまめ」でブランド化に成功したならば、エスペランサ村の枝豆は、食べたときに納得する豆ということで「んだすかまめ」あるいは「んだまめ」というのはどうでしょうか・・・おかしいですね・・・すみません。


 ということで、まだ採れてもいないのに、いろいろ先のことを考えているのです。