~ほっと一息・・・始まった紅葉~
草刈りをしていた時に大変だったのは、「葦」が生い茂っている領域でした。畑候補の「第一区画」です。葦は人の背丈くらいまで伸びていて1回では刈り払えないので、上のほうから3段階に分けて刈っていきました。
その葦も、バックホーにかかればイチコロです。天地返しを行った後には、枯れた葦の残骸と寸断された地中の根が散乱していました。枯れ草は、地中に鋤きこむと堆肥になります。葦もそのまま土に鋤きこんでしまえ、と考えていたのですが、大きな誤りでした。
Hさんに「葦をそのまま鋤きこんでいいですか」と尋ねたところ、「葦は刈っても根がしぶとく残っているから、来年また生えてくる」と言います。したがって、「葦の根はとってしまえ」と。えっ・・・マジですか?
葦は第一区画だけでも数千本、いやもしかしたら万単位であるのではないでしょうか。その葦の根っこを一本一本抜いていかなければなりません。途方もない作業がまた始まりました。
呆然としていてもしようがないので、すぐに行動しましょう。一人では無理なので、堆肥研究家に応援を頼みました。堆肥研究家は、バックホーで開墾している間は自分の出番がなかったので、のんびり竹を伐ったりあちこち探検したりで、体力を持て余しています。
さっそく葦の引き抜き作業を行います。これがイモ掘りか大根掘りだったら、さぞかし楽しいでしょう。中腰で作業を続けていると腰を痛めてしまうため、1時間やったら休憩を入れます。
休憩中、エスペランサ村の端のほうから、建設中の村の集会所を眺めていたら、思わぬいい景色に出会いました。
今まで作業に夢中になって気が付きませんでした。
去年まで紅葉の時期は名古屋にいたので、このあたりの紅葉は初めてです。葦を引き抜くという面白くもなんともない作業ですが、こういう景色に出会うと、ほっとします。