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2014年10月31日金曜日

エスペランサ村の千日

~道半ば 101本目~

 このブログで、「エスペランサ村」カテゴリの話題を書き始めたのが、昨年の7月12日ですので、今日で477日目です。ブログのトップ画面をよく見たら、前回の投稿がちょうど100本目でした。おお、記念すべき投稿が「葦」でしたか。


 せっかくなので、ワードにブログを写真ごとコピペして体裁を整えてみたら、約250ページになりました。結構な量ですね。


 今のところ、この途方もない物語は、「整地・開墾編」ということで、まだ開墾も終わっていない段階です。来年の春に再び堆肥を撒いたりトラクターか何かで整地してからやっと作物や果樹の苗木を植えることができるのですが、実際に収穫物を手に取ることができるのは、まだまだ先かもしれません。


 千日くらい経過してから、じっくり後ろを振り向いてみたいと思っているのですが、まだまだ道半ばです。







 




初秋










2014年10月29日水曜日

思わぬ難敵

~ほっと一息・・・始まった紅葉~


 草刈りをしていた時に大変だったのは、「葦」が生い茂っている領域でした。畑候補の「第一区画」です。葦は人の背丈くらいまで伸びていて1回では刈り払えないので、上のほうから3段階に分けて刈っていきました。


 その葦も、バックホーにかかればイチコロです。天地返しを行った後には、枯れた葦の残骸と寸断された地中の根が散乱していました。枯れ草は、地中に鋤きこむと堆肥になります。葦もそのまま土に鋤きこんでしまえ、と考えていたのですが、大きな誤りでした。


 Hさんに「葦をそのまま鋤きこんでいいですか」と尋ねたところ、「葦は刈っても根がしぶとく残っているから、来年また生えてくる」と言います。したがって、葦の根はとってしまえ」と。えっ・・・マジですか?


 葦は第一区画だけでも数千本、いやもしかしたら万単位であるのではないでしょうか。その葦の根っこを一本一本抜いていかなければなりません。途方もない作業がまた始まりました。


 呆然としていてもしようがないので、すぐに行動しましょう。一人では無理なので、堆肥研究家に応援を頼みました。堆肥研究家は、バックホーで開墾している間は自分の出番がなかったので、のんびり竹を伐ったりあちこち探検したりで、体力を持て余しています。


 さっそく葦の引き抜き作業を行います。これがイモ掘りか大根掘りだったら、さぞかし楽しいでしょう。中腰で作業を続けていると腰を痛めてしまうため、1時間やったら休憩を入れます。


 休憩中、エスペランサ村の端のほうから、建設中の村の集会所を眺めていたら、思わぬいい景色に出会いました。




 今まで作業に夢中になって気が付きませんでした。


 去年まで紅葉の時期は名古屋にいたので、このあたりの紅葉は初めてです。葦を引き抜くという面白くもなんともない作業ですが、こういう景色に出会うと、ほっとします。



2014年10月27日月曜日

やればできる

~雨との戦い~

 落合博満さんが中日の監督になった一年目、何の補強もせずに優勝しました。その時の落合監督の優勝インタビューの言葉を忘れることはできません。

 「やればできるんですよ!」

 「やればできる」。やる気がなかなか出ない子どもに対して親が言う場合は別として、本来は大変重みのある言葉だと思います。誰が見てもできない、あるいは実行するのは難しいと思われるようなことをやり遂げ、結果を出してはじめて言える言葉なのです。


 「バックホーで約4,000坪の敷地を、1カ月かけて天地返しする」という課題を目の前にしたときに、周りの人からは「ちょっとできないのではないか」「無理ではないか」と言われていたのですが、10月3日からはじめて、22日に終了しました。「やればできる」です。


 ただこの間は晴れの日が少なく、雨との戦いでした。雨が降ったから作業を中止するというやわな性格ではないので、長靴持参で朝から出かけます。休んだのは、台風の影響で風雨が強かった日だけです。この間、好きなゴルフもほとんどやりませんでした。一番いい季節なのに・・・ぐやじい!


 雨はさほど気にならなかったのですが、問題は泥でした。バックホーで天地返しした土は、柔らかくなっているので、そこに雨がしみこみます。また、長雨で水たまりができているところもあります。バックホーのキャタピラが、すっぽり泥に埋まってしまうので、バケットでがっしり大地をつかみ、アームで引っ張りながら進むことの繰り返しになります。


 Hさんは「土が泥状になってしまうと空気がしみこまないから、これ以上やらないほうがいい」と言います。レンタル期間が1カ月あるので、もったいないなぁと思いながらも、とりあえず終了。次のステップに入りましょう。


 気が付いたら、もう紅葉が始まっていました。






2014年10月24日金曜日

古材到着

~建設現場~



 バックホーで開墾が行われている傍らでは、「村の集会所」の建設も着々と進んでいます。急ぐ必要もないので、じっくり作業を行ってほしいです。年末までには終わるでしょう。


 私たちが頑張って外壁の板に塗装した「ウッドロングエコ」ですが、このようになりました。



 まだ完成前ですが、すでに何年も経過したような、古色になっています。


 先日、設計家のNさんと一緒に古材置き場に行き、どの古材を使うか選んで来ました。以前下見に行って「これはいいな」と思った古材はほとんどゲットです。全部で8本。


 この古材ですが、ようやく現場に到着しました。



 さっそくNさん並びに建設会社の社長・棟梁の方と、どのように古材を使うか、打ち合わせです。


 設計家のNさんは、頭の中に古材を使った空間のイメージができているのでしょうが、私は説明を受けてもよくわかりません。空間把握能力が欠如しているようです。そういえば、図面の展開図をみても、よくイメージがわきませんでした。私は設計家には向かないようです。


 古材の使い方はプロにお任せするとして、問題は、この大きな古材をどうやって天井まで持ち上げるかです。初めから組み込んだわけではないので、この段階ではもうクレーンは使えません。ということは人力・・・。大工さんたちには、くれぐれもけがのないように注意していただきたいです。


 翌日訪れると、古材の高圧洗浄が始まっていました。



 しばらく雨が続いていましたが、これからは当分晴れの日が続くようです。高圧洗浄が終わったら磨きに入り、そして塗装です。


 外壁の板塗りに続き、また〝お手伝いしたい〟意欲がふつふつと湧いてきます。




2014年10月22日水曜日

ひたすら愚直に

~掘るべし!掘るべし!掘るべし!~

 「明日のジョー」というボクシング漫画は、傑作でした。我々の世代では、語り草になっています。少年刑務所で矢吹丈は、丹下段平から「あしたのために」と書いた手紙を受け取るのですね。ジョーは、その手紙を元に、ひたすら練習を重ねます。

 あしたのために、「打つべし!打つべし!打つべし!」と。


 さしずめこちらの場合は、あしたのために「掘るべし!掘るべし!掘るべし!」でしょうか。ひたすら愚直にバックホーで掘り進んでいきます。


 ひたすら掘り進んでいくと、何やらぬかるみがあるようです。バックホーはお構いなしに掘り進んでいきます。「あれ?ちょっとまずいんじゃないの・・・」と思った時には、もう両方のキャタピラが泥の中に埋もれていました。いくらエンジンをふかしても、前にも後ろにも進むことができません。どうする・・・。

 「さすがのHさんでも、ちょっとこの状況では無理なのでは」と思いました。

 
 ところがHさんは、バケットを大きく前に振りかぶって大地をがっしり噛むと、その場所を固定させ、アームを手前に引いて、難なくぬかるみを脱出します。こんなことができるのですか・・・。う~ん、神業です。


 泥の海を脱出したHさんは、ついでに水路も作ってくれるようです。バケットが、バックホー本体の手前数センチまで接近して土を運んでいきます。そしてどんどん進んでいくのですが、私は心配になります。

 「あの~そのまま進むと、バックホーが木にぶつかってしまうんですけど・・・」

 ところがバックホーは、紙一重の見切りで木をよけていくのですね。信じられません。


 この町の80歳代の人たちは、みんな一芸に秀でた人ばかりで、プロとしての誇りをもって仕事をしています。


 私の場合は、英語以外は一応何でもこなすというか、仕事でも趣味でもなんでもある面オールラウンドプレーヤーではあるのですが、自分には「これだけは絶対誰にも負けない」と自負できるものがあるのだろうか・・・。


 つい考えさせられてしまいました。

 
 第三区画終了です。





2014年10月20日月曜日

幻の果物

~ポポーが身近な所に!~



 仮住まい宅の大家さんは、建設会社の社長さんです。本業は建設業ですが、畑もやっているし、敷地内にある立派な麹室で麹をつくり、その麹から味噌も作っています。また、自宅から少し離れたところではニワトリを20羽飼っています。


 大家さんの奥さんは、毎週初めにその日に取れた卵を15個ほど私たちに持ってきてくれます。申し訳ないけれど、大変うれしいです。


 この卵はとても新鮮で、目玉焼きにしようと卵を割ってフライパンに落としても、けっして崩れることがなく、張りがあってプルプルしています。先日卵を割ってみてびっくり。双子でした。



 コレステロール値が高いので、医者からは卵は1日1個に制限されているのですが、目の前の双子の卵を食べると2個食べたことになるのだろうか、それとも1個と言い張っていいのだろうか・・・。


 さて、エスペランサ村での〝開墾作業〟を終えて、ケートラ「越麻呂号」帰ってきたところ、偶然大家さんが居合わせました。四方山話をしているうちに、大家さんは尋ねます。

 「果樹といっても、どんなものを植えるつもりかね」

 「イチジクにあけび、それに杏や梅の露茜・・・」と答えて、ふと考えました。

 続けて「ポポー」と言いたかったのですが、ポポーはあまり知られていので、名前を知っている人は少ないし、私もまだ実物を見たことがないので、一瞬迷います。でも、小声で

 「・・・ポポーも・・・」と私は答えます。そうしたら大家さんは、ポポーを知っているどころか、

 「ポポーなら家の庭にあるよ」というではありませんか。なんということでしょう。こんなこと、ありですか?またしても「神の見えざる手」を感じます。さっそく見せてもらいました。



 ポポーの木は5本ありました。実がどんどんなるそうです。しかも、熟して落ちた実に気づかないでいると、その種から次々と芽が出てきてしまうため、種を拾うのが大変なのだそうです。「木はどんどん大きくなってしまうので途中で切ってしまった」と言います。


 「ポポーの味は、バナナとマンゴーを合わせたような味でとてもおいしいが、食べすぎて飽きたので、先日、実を処分してしまった。」とも・・・。残念! 思わぬところでポポーに対面することができましたが、果実は私にとっては今のところ〝幻〟のままです。ちなみに、道の駅などではときおり一個千円くらいで売っているらしいです。


 ポポー自体はもともと南国産の果物のようですが、耐寒性がとても強いと聞いていました。ただ苗木の価格が高いし、この地ではたして大丈夫だろうかと心配していたのです。試しに少しずつ植えようかと思っていたのですが、何ら問題ないことが分かりました。一気に行きましょう。


 問題は、このポポーが先日NHKの番組で取り上げられたそうで、一気に人気が高まり、苗木が高騰しているということです。タイミングが悪いですな。


2014年10月16日木曜日

第一区画突破

~猫とバックホー~


 第一区画は「野菜畑」の予定です。果樹の場合は、敷地の全面を使って植えるわけではないので、ある程度アバウトでいいのです。しかし、畑の場合は敷地の全面を使って野菜を育てることになるため、満遍なくしかも深く「ほっけして」かなければなりません。


 秋の日差しの中、バックホーは順調に進んでいきます。一度掘り返したところを、さらにしつこく掘り返します。二度掘りです。ちょっとくらいしつこくてもいいのです。


 ん、なにやら白いものが動いているのが私の視界に入りました。なんと、猫ちゃんではないですか。猫がバックホーのそばで、気持ち良さそうに散歩しています。そして、ときどきバックホーのほうを眺めているのです。猫ちゃんは野良だろうか?

 堆肥研究家は「猫を飼う予定はないが、(猫が)落ちていたら必ず拾う」と言っていますし、気になります。 


 第一区画の端のほうに、「井戸」がありました。Gさんに見ていただいたところ、十分使えるということでした。ただ、井戸のある場所が刈り払われた草で覆われていて、気をつけないと危ないです。誤って落ちてしまったら、這い上がるのが難しい位の深さです。井戸のまわりに棒をたて、棒にピンクのテープを巻きつけて四角に囲みます。


 第一区画は、三日で突破です。


 いよいよ次は、最難関の第三区画です。たぶん2,500坪くらいあるでしょう。

 




2014年10月15日水曜日

ほっけす

~掘ってみたら黒土だった~



 エスペランサ村の集会所スペース以外の敷地を、3つの区画に分けました。

 第一区画・・・野菜畑
 第二区画・・・梅並木
 第三区画・・・果樹園

 です。

 バックホーによる開墾は、第二区画から始めました。


 この地方では「掘る」ことを「ほっけす」といいます。「ほりかえす」がなまったのでしょうか。どんどん「ほっけして」いきましょう。


 昨年の暮れに、私がこの町でプレゼンを行った際に、皆さんから言われたことを思い出していました。

 「そこの土地は、山を削った赤土だから、畑には適さない」

 この一年、私に重くのしかかってきた言葉です。

 人の背丈ほどの雑草が短期間で成長するということを考えると、栄養分がない土地であるとは考えられません。それに、隣接する畑では立派な野菜が育っています。梅並木も見事でたくさん梅がとれたし、Hさんも「大丈夫」といいます。

 仮に赤土で、畑には適さない土地であるとすると、今後の〝堆肥計画〟に大きく影響するし、土の改良に長い年月をかけなければなりません。緊張の一掘りです。


 バックホーでひとかきしてみたところ、出てきた土はなんと「黒土」でした。

 


  「お~し、お~し!」思わず笑みが漏れます。


  バックホーはどんどん掘り進みます。


 片道が終わりました。いいペースです。

 

 秋の青空が、すがすがしいです。まるで、絵のようです。

 そして、第二区画終了。次は、最重要と位置づけている第一区画へ向かいます。



 バックホーのレンタル期間は1ヶ月でしたが、場合によっては延長しなければならないかと思っていました。でもこのペースでいけば、なんとかなるでしょう。



2014年10月13日月曜日

うれしい訪問者

~Hさん登場~



 膝の手術をしたHさんの、その後の消息はなかなかわかりません。噂では25日に退院したということでした。「もうすぐ10月ですので、そろそろバックホーいかがですか」と尋ねるわけにもいきません。

 仮住まいの家は大家さんの敷地内にあり、その大家さんが建設会社を経営しているので、場合によってはバックホーの作業をお願いしようかとも考えました。


 そうこうしているうちに9月30日になりました。その日の早朝、玄関で「ごめんください」という大きな声が2度響きます。どなただろうかと思って出てみると、なんとHさんではありませんか。「リハビリにまだ時間はかかるものの、以前よりも膝の状態はいい」とのことです。ホッとしました。


 Hさんはさっそく、「10月からバックホーで天地返しをするという約束だったので、レンタル会社に手配した」といいます。おお、そうですか、そうであるならば、当初の計画はそのままです。不安は一気に吹き飛びました。さすがHさんです。


 さて10月3日、エスペランサ村にバックホーが登場してきました。すごい迫力です。


 こでれで準備完了!



 「整地・開墾編」も、いよいよクライマックスに突入です。


2014年10月10日金曜日

監査計画と開墾計画

~いきなり見直し?・・・~

 子どもの頃は、計画を立てて、それをコツコツ実行していこうという意欲がありました。でも、年をとるに従って、計画を立ててもなかなか思うように実行できません。


 南山カントリーのゴルフ会員権を購入した時は、「シングルへの千日計画」なるものを立てましたが、いまだに実行できていません。「計画というのは、立てても実行できなものである」と悟るようになり、そのうち行き当たりばったりとなってしまいました。


 3月決算の場合、会計監査は6月で一区切りつきますので、新年度となる毎年7月頃には監査チームのみんなが集まって、年間の「監査計画」を立てます。企業を取り巻く経営環境は、毎年目まぐるしく変わるため、前年の計画をそのままコピペして、新年度の監査計画とすることはできません。


 監査計画を作成する際も、単なる作文ではなくて、綿密な分析能力が要求されます。企業を取り巻く経営環境の変化を鋭くとらえ、過去の経験から起こりうるさまざまな監査リスクを特定し、いろんな角度から分析しなければならないのです。なかなか頭を使う作業が必要ですし経験が必要です。


 でも、実際監査を実施していくと、当初予想していなかったことが発生することもあります。そんな時は監査計画を変更しなければなりません。実施しなければならない手続きも増えることでしょう。予算もオーバーしてしまいます。でも、だからといって、決して妥協することなく、納得がいく結論を得るまで監査を実施しなければならないのです。柔軟な対応が必要です。


 話は変わって、「エスペランサ村の開墾計画」です。


 当初、8月の終わりにHさんから頂いたアドバイスを元に考えた開墾計画では、9月中に約4千坪の草刈りをやり遂げ、10月に入ったらバックホーを1カ月レンタルし、土を「天地返しする」というものでした。ただ、アドバイスを受けた際に、Hさんは気になることを言います。「実は膝が思わしくなく、9月5日に入院して手術を行い、12日に退院する予定だ」ということでした。


 バックホーを、自分の手のように自由自在に扱えるHさんの協力がなければ、肝心の開墾計画が頓挫しかねません。


 それにもう一つ。一緒に刈払い機で草刈りを手伝ってくれたFさんによると、バックホーを利用して「天地返し」を行っても、1日で開墾できる広さはしれているので、とても1カ月では約4千坪の敷地は開墾できないのではないかということでした。


えっえっ!???いきなり計画変更ですか・・・。



2014年10月9日木曜日

「整地・開墾編 第4幕」スタート

~エスペランサ村にバックホー登場~


 
 

2014年10月8日水曜日

ゾディアのアイアン

~人生最後のアイアン~

 話題はあちこち飛んで、今回は「ゾディア」です。知る人ぞ知る、知らない人は知らない、ゴルフクラブのメーカーです。


 クラブをはじめ、ゴルフ関係の用品を購入するときは、いつもOさんにお願いしているのですが、そのOさんから連絡がありました。ゾディアの宮地社長と、愛媛まで行ってきたそうです。名匠・千葉文雄」の工房がある愛媛です。


 以前Oさんからは、今年の秋に「名匠・千葉文雄」が手掛けるゾディアの新しいアイアンが発売されるとお聞きしていたので、予約をお願いしていたのですが、あっという間に予約でいっぱいになったにもかかわらず、私の分は無事確保していただけたようです。よかったです。


 さて、問題はスペックです。シャフトは、ここのところしばらくディアマナ・サンプを使っているため、今回もそれで行こうと思う反面、「KBSシャフト」も侮れません。宮地社長のお勧めは、新しく出た「モーダス システム3 ツアー125」だそうです。試打してきましょう。


 デビューは、もしかして、紅葉がきれいな時期の、南山カントリーかもしれません。私が退職した監査法人の、ゾディア仲間であるYさんたちと回れるかも・・・。待ち遠しいです。



2014年10月6日月曜日

スタビライズドウッド

~新しいものへの挑戦~


 ギターインレイの加藤穂高さんから連絡がありました。(もう彼を三重のラリーロビンソンというのはやめます。いずれラリーロビンソンを凌駕することでしょう)。


 構想段階にあったギター「祈り」でしたが、今年の4月頃から、実は加藤さんとはいろいろやり取りを行っていました。そして先日、加藤さんから実寸大の図案が送られて来たのです。驚きました。


 いろんなところにさまざまなアイディアがちりばめられているのですが、その発想の豊かさに驚かされます。そして、その中の一つが、「スタビライズドウッド」という、新しい素材です。冒頭の写真は、加藤さんから送っていただいたものです。


 染料と樹脂を、木にしみこませることによって、独特の色を醸し出しています。とても神秘的な模様で、魅力を感じます。アメリカではすでに使われ始めているようですが、日本ではまだ珍しと思います。


 加藤さんからの提案で、今回お願いしているギター「祈り」に、この「スタビライズドウッド」を使うことになりました。指板のところに埋め込んでいただくのです。イメージ写真を送っていただきましたが、とても上品で、シックな感じを受けました。


 オリジナルギターの製作をお願いし始めたころは、派手なインレイを描いてもらっていましたが、派手さはなくても、清潔感があり、それでいて何かを訴えかけてくるような、そんなギターがいいですね。


 主に芸術や文化の分野で言えることだと思うのですが、一つの分野で一流といえるところまで達した時に、それを守りぬくのも大事なことだと思いますが、それに満足せず、さらに新しい分野に挑戦するという姿勢が私は好きです。


 加藤穂高さんには、そんな姿勢を感じるのです。


2014年10月3日金曜日

アナコンダ

~「栗の大木」救出作戦その2~
 
 栗の木救出作戦その2は、「孟宗竹の伐採」です。栗の木に孟宗竹が攻め込んでいるので、退治しなければなりません。でも、来年の5月くらいにはタケノコもほしいのでむやみに伐るわけにもいかず、そのあたりのバランスも考える必要があります。
 
 
 まず最初に、栗の木に寄り掛かってきている竹を伐りましょう。我が名刀「中尾」(ホームセンターで買った小型のこぎりのことですが)を用いて、ワシワシ伐っていきます。続いて、密集しているところを間伐します。
 
 
 細い竹を伐採するのはそれほど難しくはないのですが、太い竹は大変です。伐っている途中で、のこぎりの歯が動かなくなってしまいます。力ずくでのこぎりを挽こうとすると、のこぎりの歯がぐにゃりと曲がることがあり、歯が折れてはじけてしまう危険を感じました。
 
 
 それに、倒れる方向をなかなか調整できません。節を切り取ったとしても、長い竹だと上のほうが絡まっていて、思ってもみない方向に倒れてきます。危ないです。
 
 
 
 切り取った竹は、雑木林から運び出します。
 
 
 こんどは、映画の「アナコンダ」を思い出しました。
 
 
 
せっかく伐採した立派な竹です。
 
 
 何かに利用できないだろうか。
 
 思いつくのは「流しソーメン」の樋や「冷酒入れ」ですが、発想が貧弱ですね。