カテゴリリンク

2014年9月12日金曜日

ウッドロングエコ

~外壁の板塗り~

 引っ越しした翌日はとりあえず荷物の整理をしましたが、二日目から本格的稼働です。村の集会所の外壁の板を、自分たちで塗ってしまおうというわけです。それでこそ、愛着のある集会所になるというものです。
 
 

 
 建設会社の資材置き場で作業をします。いわゆる塗装ですので、板に刷毛でペンキでも塗るような感じだろうと簡単に考えていたのですが、これがやってみるとなかなか大変でした。


 これが塗料です。「ウッドロングエコ」です。


  100グラムの粉末を19ℓの水に溶いて、かき回します。



 これを板に塗っていくわけです。板の裏表さらに木口まで満遍なく塗っていきます。


 なんだか板に水を塗っているようですが、これが少し時間がたつと古色に変化していきます。こんな感じ。不思議です。



 そして、塗った板を立て掛けて乾かすのです。


 さらに時間が経つにしたがって、深く味わいのある色に変化していくのですが、困ったことに乾くと、塗り漏れがはっきり表れてくるのですよ。

 仕方がないので、再度塗り直します。初日は堆肥研究家と二人で24枚でした。しかも、塗り漏れのあったものは不合格品として、翌日行ってみると、壁に立て掛けたままとなっていました。悔しいです。


 翌日は私一人で塗っていたのですが、やはり塗り漏れの斑が気になり、再度塗り直した結果、塗りあがったのはたったの14枚でした。う~ん、こんなペースでいのだろうか。


 塗装しなければならない板は、500枚くらいを想定しているので、このペースでは大変です。塗料の袋は小さいから値段はたかが知れていると考え、じゃぶじゃぶ板に塗りつけていきました。この日は40枚です。いいペースです。


 その日の夜、堆肥研究家が塗料の「ウッドロングエコ」の値段をネットで調べたようで、顔を青くして私のところに来ました。なんと、金額がひとけた違っていました。なんと、100グラムがこの金額?。うわ~!マジですか。


 もったいないので、翌日から刷毛に力を込めて、塗料を引きのばして塗ることにしました。手首に負担がかかります。また、屈んで塗るため腰に負担がかかります。肩が凝ってきます。体中、湿布だらけです。力を込めて塗るため体力の消耗が激しく、家に帰ってビールを飲んでしまうと、もうダウンでした。ふひゃ~、こりゃ大変だ。


 こんなペースでやっていたら、塗装だけで1カ月くらいかかってしまうでしょう。でも、他にもやらなければならないことは山積みです。そこで助っ人を呼ぶことにしました。以前、私がプレゼンをやった家の御主人です。事情を話して頼んだところ、快く引き受けてくれました。ありがたいです。


 いよいよ3人体制で出直しです。塗り方も試行錯誤を重ねて、だんだん慣れてきました。単純作業ですので、ラジオを聞きながら気を紛らせ、雑談をしながらワシワシ塗っていきます。50枚できました。そして翌日には60枚までたどり着きました。この際、塗料がもったいないとは言っていられません。


 そして、とうとうやり遂げたのです。この達成感といったら、ないですね。〝塗りあげ式〟をラーメン屋でおこないました。これで次のステップに進むことができます。


 板塗りで、かなり右の手首が鍛えられたので、もともとフェードボール打ちの私が、今日のゴルフではフックが多かったです。

 思わぬ副産物でした。