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2014年5月18日日曜日

唐三彩のぐい飲みは珍しいらしい

~鑑賞するだけですが~

 唐三彩が難しいのは、唐時代という1300年ほど前に作られたにもかかわらず、新しく見えることです。土の中から掘り出したのではなくて、墓の中に装飾品としてあったものが、そのまま発見されたことから、時間がたっているとはいえ、制作当時のままの姿を保っているのだと思います。
 

唐三彩は、長い間その存在自体気が付かれていなかったようですが、偶然発掘されたことをきっかけに、大量のものが出回り、日本にもかなり入ってきたようですね。

 
物としては、動物や人物が多く、器自体は珍しいそうです。唐三彩は新しく見えるものが多いため、贋物も多いといいます。ネットで調べてみると、真贋の見分け方が書かれていましたが、よくわかりませんでした。

 
 唐三彩は焼成温度が低く、陶器としては比較的柔らかいため、実用には適さないかもしれません。たとえ購入したとしても、お酒を注ぐのはためらってしまうでしょう。

 
 粉引や唐津は使うほどに味が出てくるため、無理をしてでも使おうとしますが、唐三彩はとてもきれいな色をしていますので、お酒で変なシミでも出てきたら、それはそれで困ったことになってしまいます。

 
 鑑賞するだけにしておきましょう。