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2013年12月25日水曜日

魚のさばき方教室

~バンダナと新妻と美穂ちゃん~

 「エスペランサ村」では、基本的に「生活のすべは、何事においても自分でこなさなければならない」ということを、コンセプトとしているのです。得意なことに集中して、効率的に分業体制をとるのではなく、すべて自分でやってしまわなければならないのです。


 村においては魚が重要な蛋白源となるため、当然魚もさばけなければなりません。ただ、私の三十数年に及ぶ包丁人生の中で、残念ながら魚をさばくということに関しては、まだまだ十分なレベルには達していません。おそらく決まったやり方があるのだと思いますので、自己流では限界があります。ならば、専門家に教えてもらった方が手っ取り早いです。さっそくベターホームのお料理教室「お魚基本技術の会」に入会し、勉強することにしたのでした。このあたり、行動力が要求されます。


  魚料理に関する講座は、一般的に何人かのグループで、魚一匹を使ってそのさばき方を学ぶコースが多いようですが、私が通う講座は、各自に魚が一匹ずつ与えられます。つまり、必ず自分で触ってさばくことになるわけです。逃げることはできません。このあたり、自分を追い込むことが要求されます。


 さて、最初の日です。男性が私一人だけだったらどうしようと思っていたのですが、3割くらいは男性でしょうか、年齢層も若い人からお年寄りまで様々でした。とりあえずホッと一息ですが、でもなんとなく照れくさいです。


 各テーブルに4人ずつのグループに分かれて学びます。私のグループは、バンダナの似合う40歳くらいの男性と、新妻らしい女性、それにプロゴルファーの古賀美穂似の20代と思われる女性の4人です。


 最初は自己紹介です。バンダナは、

「子供に魚料理を作って自慢したい」

といっていました。

「わぁ~素敵ですね!」と新妻

「私も子供に…」

と言いたかったのですが、私に子供はいなかったのだ。そして新妻

「旦那さんに料理をつくってあげたいですぅ」

と言うではないですか。
 
「♪そんな 時代も あったねと♪」と、中島みゆきの歌詞が頭に浮かびます。

「最初はみんなそう思うんだよ」

と、おじさん(私の事ですが)は思ったのですが、もちろん口にはしません。

美穂ちゃんは、現在家事手伝いのようで、あまり料理はしたことがないらしく、これからに備えてお料理の勉強を始めるのだそうです。若者よ、頑張れ。


さて、どうなることやら。