カテゴリリンク

2012年2月10日金曜日

料理は楽しい

~グルメではないけれど~




 震災以降は外食が減って「家飲み」する人が増えているのだそうです。私の場合は昔から典型的な家飲み派でした。気の合う仲間達とたまに外で飲むのと、仕事上のお付き合い以外は基本的には家で飲むことにしています。年を取ってくると、外で飲んだ場合、飲み終わった後自宅まで帰るのが面倒だということがあるのかもしれません。また、つい2年ほど前まで、頻繁に外で飲む機会があり、ちょっと外飲みに疲れたということもあるのでしょう。その点自宅で飲む分には、手酌で飲むペースも自分のペースですし、好きな時間に飲むのをやめることができます。そして、そのまま本でも読んで、眠たくなったら布団にもぐりこむだけですので楽でいいです。


 また我が家では、それぞれの事情で別々に外食することはあっても、一緒に外食することはほとんどありません。わざわざ自宅から外食しに出かけたり、どこかで待ち合わせて食事をなどということは、一年に2~3回もあるだろうか?記憶によると昨年は1回だけです。


 もともと二人とも働いているため、結婚以来「先に家へ帰った方が晩御飯を作る」という鉄の掟がしっかりあるのです。先に帰ってご飯ができるのをだまって待っていても、決して出てくることはないため、自分で作らざるを得ないわけですね。学生時代から料理を作るのには抵抗がなかったため、何の苦も無く作ってしまいます。そこらの居酒屋で出てくる料理よりも、自分で作った方がはるかにおいしいですし、自宅にはいいお酒もたくさんありますし。


 家に帰って冷蔵庫を開けてみると、食材が入っています。その限られた食材の中から想像力を働かせて、その日のおかず・・・というよりも酒の肴といった方がいいのか、とりあえず食べるものを考えます。焼きナス(作り立てはうまいし、余ったら翌日の朝食に)、たまたまご(玉ねぎ炒めに卵をかけたもの)、豚キムチに白菜の豚肉はさみ蒸し、牡蠣のバター炒めやキュウリのぶつ切りなど様々です。しかも作るのが早い。豚の生姜焼きは、前日の夜から醤油・みりん・酒・しょうが汁に漬けて冷蔵庫に入れておくのですが、昼食に近くのお店で食べる生姜焼きより絶対自分で作った方がおいしいです。


 楽しみは土曜日です。自分で近くのお店に食材を仕入れに行くのですが、土曜日は日本酒の日ですので、肴を選びます。自分でいただく料理をイメージしながら買い物をするのもなかなか楽しいものです。特に冬場は、おでんもそうですが、なべ物、それに味噌煮込みうどんの季節。一般的な食材にこだわらず、おいしそうな食材を買ってきては鍋にどんどん投入するのですが、これが絶妙な味になるのですね。一日では全部食べきれないし、残っただしにうどんを入れたりしていると、三日ほど食べることができます。必殺「Shizukaスペシャル」。安上がりなのです。