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2012年2月6日月曜日

農業の将来を考える

~東北の復興に農業は欠かせない~



 田舎暮らしをして農業を始めたいという若い人たちは意外と多いのではないかと思います。若い人でなくても、興味を持っている人はいるでしょう。実は私もそのうちの一人なのです。でも、農家の方に聞いてみると、想像以上に農業というのは重労働なのだそうです。とても片手間ではできないと。農業で生計を成り立たせようと考えると、どうしても引いてしまいます。でもやってみたいです。


 自分が何か農業関係でできることはないか、自分の経験を農業に活かせることはないのかとはよく考えます。何日かでも東北で暮らしていると、その思いはだんだん強くなってきます。地元の新聞を読んでいると、よく農業関係の記事が出てくるのですが、そこで問題となっているのは、就農者の高齢化、需要の先細り、不効率化や休耕田の拡大などです。でもそれは一般的な話で、本当はもっと根本的なところにも問題があるような気もします。


 農協のあり方もなかなか難しいところがあるようですし、農家の皆さんもなかなか自分の代では、土地を手放したくないという土地に対する執着も、農地の効率的利用を妨げる原因になっているのかもしれません。


 私はお米に関しては、新米をいつも農家の方から直接送っていただいているため、市販されているお米を自宅で食べることはありません。もう味が全然違います。周りの友人にお米を送ってあげると、次からは直接その農家の方から購入しているようです。でもなんとなくすっきりしないのは、おいしくて安いお米なのに、コメの値段と送料がほとんど変わらないことです。何か変だなと。


 こんなおいしいご飯を知らない人たちが、日本にも、ましてや世界に目を向けるとたくさんいるはずで、コメの消費量が減っているといっても、何かやり方があると思うのですね。昨年の夏に米で作った麺をいただいてみましたが、これはいまいちでした。また、コメでパンをゴパンが売れているらしい)という試みや、コメを飼料に使うという利用法もあるようですが、コメ本来の用途で十分勝負できるような気がするのですがね。


 また、お米を作るためにはかなりの資金がいるようです。でも例えば耕耘機を購入するにしても、使う時期は限られているのですから、わざわざ購入しなくても、必要な時だけ中古品でもリースすればいいではないですか。そうすればかなり必要資金を低く抑えられるということが、以前日経の特集記事で書かれていました。ここらあたりに農協が絡んでくるのだろうか。


 農家をまとめていけるリーダーシップのある人でも出てくれば、もっと農業に活気が出てきて、変革することができると思うのです。TPP問題もあり、今年は農業に注目してみたいです。