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2011年11月30日水曜日

サラリーマン会計士川柳 ~301-311~

~サラセンに応募してみた~

今年も第一生命で、サラセンを募集していました。今まで川柳を300本ほど書いてきたので、その中から応募してみようと考えたのですが、未発表のものに限るということでした。したがって今回は新しく考えて、10本ほど投稿してみました。上位入賞を狙っているのですが、残念ながらここではご披露できません。結果が出次第、越麻呂日記パートⅡでもご報告したいと思います。今回はそれとは別に今年を振り返って10本ほど。


301.鴻毛より はるかに重い 自見発言


302.鴻毛より 軽くてすまぬ 麻呂日記


303.この一打 遡及修正 させてくれ


304.それぞれが 大事にしたい 私の価値


305.たわごとと ざれごとの字は 同じです


306.夏の夜に 終わり告げるか 大曲


307.この一本 千年に一の 奇跡かな


308.読み飽きた 意見の部分は 私見です


309.成るはずが 途絶えて驚く 200本


310.ということに なりますどうにも なりません


311.検閲の 力及ばぬ ネット社会

2011年11月28日月曜日

落合博満監督よ、ありがとう!

~最後まであきらめてはいけない~

「会計の扉」の過去ログに昨年10月9日に書いたエッセイがあります。タイトルは「中日が優勝した」~当たらない予想~でした。今年の日本シリーズが終わったのが11月中旬ですので、選手たちも長いシーズン大変だったと思います。心から感謝したいと思います。お疲れ様でした。


  中日ドラゴンズの戦いぶりに関しては、今年はなかなか打てない、点が入らないということで、当初はかなり悲観的に考えていました。それが確か夏頃の試合だった思いますが、ナゴヤドームで行われた対阪神戦で、ピッチャーの真上に上がったフライを森野選手とブランコ選手が取り損ねたり、信じられないようなエラーを重ね、力投するネルソンに報いることができなかった試合があったのです。今年優勝できなかったとすると、このゲームが後々響いてくるのではないかと思われるような印象に残る試合でした。その後ゲーム差は10まで広がります。昨年は8ゲーム差をひっくり返したとはいえ、今年は間違いなく無理、下手をすると横浜には悪いのですが、5位もありうるのではないかとさえ考えてしまいました(再びすまなかったっ!落合)。ただ、唯一の望みは、ヤクルト戦をたくさん残していたのと、早めに苦手の神宮での試合を終わらせていたことでした。ただ、終盤になってもヤクルトとの差はなかなか縮まらず、常に5~6ゲーム差があります。最後の望みはナゴヤドームで行われる9試合を、7勝2敗ぐらいで戦うことができれば・・・もしかして・・・という淡い期待だけでした。


  そんなときに突然でてきたのが、落合監督の解任発表です。これには驚きましたね。結局最終的に中日は、10ゲーム差をひっくり返しての逆転優勝!最後まであきらめないという気持ちを監督はじめ選手たちが行動で示してくれました。


  今年のレギュラーシーズンは、球場まで足を運んだことがなかったのですが、落合監督の最後の雄姿を見届けねばならぬということで、クライマックスシリーズ2試合と日本シリーズ1試合をナゴヤドームまで見に行きました。特に日本シリーズは、圧倒的にソフトバンクが有利と言われる中、第7戦まで死力を尽くして戦う姿は感動的ですらありましたね。最終的には日本一にはなれなかったとはいえ、選手達の気持ちが痛いほど伝わってくる7試合でした。ありがとうございます。


  最後に一言。シーズン中ずっと辟易させられたのは、中日新聞に掲載される鈴木孝政の結果論解説でした。何とかならないものかと思っていたのですが、その極めつけが、日本シリーズ最終戦が終わった翌日の解説記事です。「負けたけれどもよくやった」というねぎらいの言葉は一言もなく、ここぞとばかりに負けた原因を、ひたすら落合監督の7戦を通じた采配ミスであると批判していたのですね。なるほどと思って読んだ中日ファンはいるのだろうか。「結果論解説の集大成」的解説でした。こんな人がコーチになっても、選手は誰もついてこないだろうに。

2011年11月21日月曜日

漂着松でギターを

~ヤイリギターの試み~


越麻呂日記パートⅡの開始に当たり、今回は「骨董の扉」の写真の説明をしようと考えていたのですが、11月16日の中日新聞の夕刊の一面(記事は東京新聞ウェブ版へのリンクです)を見て、目が釘付けになってしまい、そちらの記事を優先することにしました。前回のテーマで取り上げさせていただいた「神代欅のギター」の生みの親、小池健司さんがなんと写真で大きく取り上げられているではありませんか。新聞のタイトルは「漂着松岐阜でギターに」です。ヤイリギターで、東日本大震災で津波に流された松の木を使ったギターづくりが進んでいるということでした。ギターとして作るには、本当は10年くらい乾燥させる必要があるそうですが、音にはこだわらず、来年の3月に被災者が支援に感謝して演じるミュージカルに間に合うよう全力で制作されるそうです。がんばれ健司さん!


松もそうですが、津波で流されたり震災で被害を受けたりした家をはじめとするさまざまなものを、ひとまとめにして「がれき」と表現するのにはどうも抵抗があるのですが、そういったものを蘇らせるという発想は素晴らしいと思います。以前にも漂着松を利用して、名前は忘れましたが、縦笛を四角くしたようなもので、吹くとオカリナのような音のする楽器を演奏している様子をテレビで見ました。また、ウエブサイトを見ていると、私の地元の秋田でも、音楽で復興に役立つことを何かやろうという試みが広がっているようです。震災を忘れていない、何かやりたいという多くの人たちのニュースを聞くと、私も勇気づけられます。何か協力できることがあれば行動したいです。


会計関係でも、会計大学院協会が主催して「震災復興に向けた会計シンポジウム」が10月28日、東北大学会計大学院キャンパスで行われたようで、増田日本公認会計士協会前会長もパネル討論会にご出席されたようです。復興に向けて公認会計士が知恵を出す機会はこれから増えてくるような気がします。


震災が発生したのはこれから春を迎えようという3月でしたが、それから夏が過ぎ秋を迎え、これから東北にとっては最も厳しい長い冬を迎えます。最近になって、牡蠣が取れた、お酒ができた、イチゴが採れたなどといううれしいニュースも徐々に伝わってきていますが、復興にはまだまだ長い年月がかかるのだと思います。


今回はいいニュースをお知らせいたしました。

2011年11月16日水曜日

☆☆「越麻呂日記パートⅡ」スタート!☆☆

~まずは神代欅のギターから~

 作家の筒井康隆氏が以前、ある出来事をきっかけに「断筆宣言」したことがありましたが、我が「越麻呂日記」にはそれほど大げさな主義主張があるわけでもなく、ただ単にお休みをいただいていただけなのです。ブログを書き始めてからもうすでに5年目に突入していましたので、これをきっかけに以前書いてきた内容を読み直してみました。あまりにも多いので自分でも驚いてしまったのですが、その中でも「秋田で出会った怪しい税理士」「人が見たら蛙になれと青山二郎は言った!」「意味がわからん」等なかなか面白い内容の文章もあり、読んでいて自分でもつい笑ってしまいました。

 それはさておき、この休筆期間中にブログをリニューアルいたしました。そしていよいよ「越麻呂日記パートⅡ」のスタートです。映画のターミネーターハリーポッターにパートⅡがあるのですから、我が「越麻呂日記」にパートⅡがあってもいいではないかというわけです。従来よりも幅広い内容を取り上げたいと思っていますので、引き続きご愛読ください。

 さて、ブログをご覧いただきますと、従来の「徒然(ブログ)」「川柳」に加え、カテゴリーボタンとして「会計の扉」の他に「音楽の扉」「骨董の扉」が写真入りで追加されているのがお分かり頂けると思います。パートⅡスタートに当たりまして、まずは「音楽の扉」に用いた写真について説明いたしましょう。









 3年ほど前に、ヤイリギターさんに遊びに行ったのですが、そこで展示されていたギターを弾きながら遊んでいると、トップクラフトマンの小池健司さんが声をかけてきました。

「新しい材質でサンプルギターを作ってみたんだわ、ジンダイケヤキなんだけどね、先日石川鷹彦さんに弾いてもったよ」


と言うのですね。私は、「ジンダイケヤキ???石川鷹彦!!!」状態になったのですが、あこがれの石川鷹彦さんの手が触れたギターを私も弾いてみたいと思い、さっそく弾かせていただくことにしました。ギターのバックは独特の色をした木でできていましたが、音はビィーンと引き締まった音でシャキシャキ感があり、とても気に入ってしまいました。その音が頭から離れず、ネットで「ジンダイケヤキ」を検索してみると「神代欅」と書くようで、土の中に千年以上も埋もれていた欅の大木のようです。 

その神秘さに惹かれ、後日再びヤイリギターを訪れて、その板を見せていただきました。ちょうど乾燥中だったのですが、この板から何本のギターを作ることができるのですかと健司さんに尋ねたところ、ぎりぎり2本かなという答えが返ってきたのです。すかさず私は2本分いただいていいですかとたたみかけたのですが、健司さんからはあっさり「いいよ」という返事が返ってきました。

 順番があったため、そこから制作に取り掛かるまでに1年くらい待たなければなりません。この間、私はどのような物語をこのギターに与えようかといろいろ考えていたのですが、高松塚古墳を訪れて壁画を見たときに突発的にひらめいたのです。以前このブログにも書いたように、千年以上前→奈良時代→キトラ古墳→朱雀という連想です。キトラ古墳の朱雀が現代に蘇り、宇宙に飛び立っていくというイメージを指板に螺鈿細工で象嵌していただきました。それが左側のギターです。

もう一方のギターはシンプルにしようと考え、欅の木の葉が新緑から紅葉していく過程を、季節感を出して描いていただきました。日本の四季を欅の木の葉に込めて表現したわけです。そして指板に描いていただいたのは、日本を代表するインレイ職人、加藤穂高さんです。穂高さんのウェブサイトには、「K.YairiCustom Order 2010」の作品として、この2本のギターのインレイが紹介されています。完成するまでにはさらに1年ほどかかりました。

 今回「越麻呂日記」をパートⅡとしてスタートするに当たり、左側の写真を「音楽の扉」ボタンに用いています。ギターに恥じないよう、いい内容のブログにしたいと考えているのです。