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2011年6月24日金曜日

節電対策その4・・・髪の毛を切ってみた

~遼君の髪の毛論争~


私にとって髪の毛は反骨精神の象徴なのです。長めに伸ばしてはいるものの、毎朝髪の毛を洗っているし、ゴルフのときは朝とゴルフの後の2回洗うことになるため、結局年間400回ぐらいは洗っていることになります。したがって、長いからといって周りの人に不快な思いをさせているということはないはずです・・・多分。


中学校は青森県の黒石中学校に入学したのですが、1年生の時、急遽学校の方針として、「男子生徒は全員坊主頭にすること」という予想もしていなかった命令が下りました。私は最後の一人になるまで抵抗したのですが、結局丸坊主にされてしまったのです。その後中学2年の夏に秋田市の中学校に転校になったのですが、そこは都会的で自由な校風だったため、坊主頭の反動もあり、髪の毛を伸ばし始めました。特に前髪は長く「世の中の醜いことには目を向けたくないケンネ」とばかりに、ニヒルにかっこつけて、鼻のあたりまで伸ばしていたのです。高校に入学してからは、校則を破って2年のときにパーマをかけ、大学入学後は肩のあたりまで伸ばしながらギターを担ぎ「なんか文句あるのか」と肩で風を切りながら三田のキャンパスを闊歩していたのでした。


公認会計士試験の合格後も、面接で「髪の毛が長い」と注意しながら内定をくれた監査法人を蹴散らし、比較的自由な雰囲気の中瀬宏通先生の監査室にお世話になったこともあって、その後も長髪を維持することができました。納得できないことがあったり、反発してしまう出来事が起こるたびに、私の髪の毛はその都度長くなっていきます。


しかし今年の夏に関しては、このままではエアコンなしの節電の夏は乗り切れないと思い、思い切って髪の毛をばっさり切り落としてしまいました。節電カットなのだ。これで多少暑さが厳しくても、汗だくの不快な思いから解放されますし、シャワーを浴びてもすぐに乾きます。家に帰っても私だとは気付かれないし、人と会っても別人と思われ、外出先で悪さをしても、私のそっくりさんがやったことにできるのです。いいことずくめではありませんか。


でも、私の反骨精神の象徴を、どこへもっていったらいいのだろうかと考えていたのですが、ありました、ありました。不良中年扇子です。東急ハンズから買ってきました。納得できない出来事があったら、この「不良中年扇子」をひけらかして扇ぐことにするのです。


最近、ゴルフ場で話題に上がるのが遼君の髪の毛です。一緒に回るメンバーやキャディさんの中には「髪の毛を切ってしまえばもっと成績が上がるのに」とか「あの髪の毛をむしり取ってしまいたい」という方もいますが、私は「若者よ、伸ばせるのは今のうちだけかもしれないからね」と、気持ちをおおらかにして容認してあげているのです。でも、無免許運転が発覚してしまったことですし、この際反省の意味を込めて、また節電カットの象徴として、髪の毛を私みたいに切り落としてしまうのもいいかもしれませんね。


2011年6月11日土曜日

チャンスに気がつくのも能力のうち

~大競争時代が待っている~


  もともとアメーバ人間であるため、仕事でも遊びでも、面白そうなものにはすぐ飛びついてしまいます。監査ひとつとってみても、同じクライアントを長年担当するのは、それはそれで慣れてしまえば楽であるし、そのほうがクライアントにとってもいいとは思うのですが、私の場合は次から次へと新しい会社を担当するほうが、楽しいものがあります。もちろん、以前から担当している会社にプラスαで新規にクライアントが増えても、その分楽しみが増えるだけですし、同時並行的に仕事をこなすのは得意ですので、何の苦でもありません。本だって、今はIFRSの本を読みながら学校法人会計や国立大学法人の本、それに小説やエッセイに焼き物関係の本や雑誌を同時並行的に読んでいるのです。


  このあたりの考え方は、自然に我が身にしみついてしまっていますので、仕事上も特にチャンスを生かそうと思ったりすることもないし、あるいは、とうとうオレの番がきた、などという発想もなく、まったくもって自然体で、面白そうなものは何でもやるという、私にとっては極めて当たり前のスタンスでやってきました。


  でも、最近なんとなく思うのは、一般的な話として、低いハードルをクリアして、それで満足している人が増えてきているのではないかということです。新聞によるアンケート結果などを見てもそれが顕著に表れていますし、人事の本を読んでいると、人事制度の失敗が組織の活力を削いでしまうという、一般企業の事例もいろいろ紹介されています。


  例えば新しい仕事が取れたとして、誰かに業務を担当してもらわなければならないというケースを考えてみましょう。打診された側の反応としては

  ①何事もなかったかのように「はい、わかりました」と引き受ける人
  ②忙しいけれど、何とか工夫してやり遂げようと試みる人
  ③やりますやります、なんでもやりますという前のめり派
  ④このくらいの仕事を、「こぉ~んなに大変なんです。だからできません」と力説する鯖男君
  ⑤「あの人にやってもらえばいいんじゃない」という自己回避型
  ⑥話を聞きつけても「ワシには関係ないケンネ」と知らん顔を決め込む「無関心的ケンネ症候群」の人
  ⑦理由もなく辞退する人


等、さまざまな反応があることと思います。
レベル7の人は、公認会計士にならなければよかった人ですけど。


監査法人を取り巻く現在の環境を考えると、ここ数年の大量合格・大量採用が今後の給与体系や人事制度にどのような影響を及ぼすかは、容易に想像できると思うのですが、みんな気が付いているのだろうか。もうわかっている人は、黙っていてもすでに自分を高めるための行動をしているはずです。


大競争時代が目の前に迫っています。与えられたチャンスに気がつくのも、それを放棄してしまうのも、本人の大切な能力のうちだと思います。

2011年6月4日土曜日

節電対策その3・・・電気はないものと思ってみたら?

~なければないで何とかなるのではないか~


 年に何回か偏頭痛に悩まされます。早めに頭痛薬を飲むと治まるのですが、タイミングを逸してしまうと、薬を飲んだだけではどうにもならず、3~4日間は仕事に集中できなくなってしまいます。こんな時、頭痛を治す方法がひとつだけあるのですが、それは「この頭は自分の頭ではないのだ!」とひたすら思い込むことです。そうすると、頭痛は気にならなくなります・・・ウソですけど・・・。


 3年前の3月18日に始まったのが耳鳴りです。それ以来止むことはなく、24時間鳴りっぱなしの状態です。鳴り始めた当初は、夜中に突然目が覚め、このまま狂い死にするのではないかという恐怖に襲われたのですが、今では慣れてしまい、「この耳はワシの耳ではないのだ」と思っていたら、特に気になることもなくなってしまいました。


 さて電気です。電気は空気のようなものですので、あって当たり前の生活に体が慣れてしまっています。ですから、いざ節電するといってもなかなか大変ですが、この際、発想を変えて、「今我々は、電気のない世界に住んでいるのだ」と頭に思い込ませてしまうのはいかがでしょうか。冷蔵庫のように必要最低限のものは、中の温度を調整して使うしかないのかもしれませんが、洗濯機は乾燥機を使わずに(我が家にはないですけど)洗濯物は外へ干せばいいし、テレビだってアホバカお笑い番組などを見て喜んでいてもしょうがありません。トイレの便座も電源を切ってしまいました。我が家ではエアコンをすでに13年間も使っていますので、省エネタイプに切り替えるという手もありますが、なければなくても過ごせるのではないかと考えているのです。厳しい夏は、みんなで東北へ大移動すればいいのだ。そうすれば電気を使わなくても済むではありませんか。


 東北の夏は、暑いときもあることはありますが、湿度が全然違いますし、暑いのは日中だけです。しかも期間限定で、長期間続くこともありません。今年は7月に、仙台で東北の祭りが結集し「東北祭り六魂祭」が開かれるそうです。そして8月には上旬に、青森の「ねぶた祭り」からはじまって、秋田の「竿灯」、そして山形の「花笠祭り」へと続いていきます。


 私は、東北人というのはつくづくPRが下手だと思うのですが、素晴らしい観光地がたくさんあります。よく東京や名古屋の方々が夏に長野の蓼科などを訪れ、女神湖や白樺湖を眺め、ビーナスラインをドライブして、素晴らしかったと感動して満足しているのですが、そういう方が例えば十和田湖の雄大な景色を見たら、そのスケールの大きさに感動し、蓼科方面の観光地の方には申し訳ないのですが、大自然というのはこういうものだということがよくわかると思います。十和田湖を去るときに、高いところから眺めた圧倒的な風景は、いまだに頭の中に焼きついています。それに奥入瀬渓流白神山地も素晴らしい。温泉だって、玉川温泉乳頭温泉後生掛温泉など、秘湯がたくさんあります。酒も旨いでよ。


 今年は、電気はないのであるから、夏はぜひ東北へ出かけていって、さわやかな汗をかきましょう。そしてボランティアも。