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2008年10月17日金曜日

「おくりびと」の試写会に出てしまったのだ!

~久しぶりの原稿なのです~


 私がホームページに原稿を書くにあたっては、一応手順があるのです。いつも小さいノートを2冊持ち歩いており、1冊は「原稿用」、もう一冊が「川柳用」と区別しているのですね。そして、地下鉄の中や歯を磨いているとき、お風呂に入っているとき、寝る前等、思いついた言葉や原稿のネタを、ノートに書き綴っているわけです。そして、週末時間がある時に原稿にまとめ、東海会事務局の渡辺さんに送信して内容に問題がないかどうかをチェックしてもらい、OKであればそれをホームページ制作会社へ送るという、秘密のルート(もう秘密ではなくなりましたが)が確立されているのです。
 最近は週末に協会の行事や事務所の合宿・仕事等があり、なかなか時間が取れなかったので、とりあえず川柳でしのいでいたのですが、今回は久しぶりに原稿を書く時間を確保することができました。
先日、俳優の峰岸徹さんがなくなられたということを知ったのですが、峰岸さんといえば今上映中の映画「おくりびと」に、主人公の父親役で出演していたではありませんか。驚きました。実は「おくりびと」については、日経新聞の広報部のほうから試写会のご招待があり、新聞に載せるからコメントを書いてほしいというご依頼があったのです。試写会は9月2日だったのですが、この日のうちに東京行きの新幹線に乗らなければならなかったため、夕方の上映というのは厳しいなとは思いながらも、ちょうどモントリオールの大会でグランプリを受賞したということもあり、ついつい新栄の試写会会場まで足を運んだのでした。


 試写会場にはたくさんの招待者が来ていたため、本当に自分のコメントが日経新聞に掲載されるのであろうかと思っていたのですが、映画が始まってみるとそんなことはどうでもよくて、大変いい映画でした。随所にユーモアをちりばめながらも何度も涙を誘う映画で、日本映画の質の高さを感じさせられました。
 私はもともとニュースとスポーツと「田舎に泊まろう」以外は、民放テレビはほとんど見ないことにしています。あの下品でくだらない笑いを誘うような、おちゃらけ番組はとても耐えられないし、いつも大声を張り上げたり殴ったりするドラマのシーン、それにわざとらしさも見る限界を超えているからですね。でも、映画はレンタルDVDを定期的に贈ってもらうようになっており、週末に楽しんでいるのですが、ほとんどが洋画なのですね。でも今回の「おくりびと」は見た人誰に聞いてもいい映画だったという感想が返ってきます。いつまで上映しているかわからないのですが、一度ご覧いただきたいと思います。それにしても「ハゲタカ」のDVDは、なかなかレンタルの順番が回って来なくて困っているのだ。
 9月12日の日経新聞には、「おくりびと」特集の広告が新聞2枚も使って大々的に行われていたのですが、なんと、私のコメントも載っているではありませんか。恥ずかしくて自分のコメントには目を向けられませんでした。