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2008年1月18日金曜日

賀詞交歓会

~挨拶の時間と寿司職人の握りのスピードとの相関関係について~


 いよいよ平成20年がスタートしました。J-sox元年であると同時に、監査の歴史が変わる年でもあるのです。東海会のスタートは賀詞交歓会。東海会の大きな行事の一つであり、各界からご来賓の方々が大勢お集まりになるため、挨拶の内容も事前にかなり考えました。何しろ初めての経験なので、緊張感たっぷしなのです。壇上に上がったとたんに頭の中が真っ白になったらどうしよう・・・などと恐ろしいことは考えないことにしました。従来、東海会の賀詞交歓会には、本部からは副会長がお見えになり、会長のご挨拶を代読するパターンだったのですが、今回は増田会長に直接お越しいただくことができ、ご挨拶いただけるということだったので、大変ありがたかったのです。


 さあ、いよいよ開演です。会場の入り口付近の金屏風の前に正副会長が並んで、通り過ぎる方々に「おめでとうございます、ありがとうございます」と、約200人分話しているうちに、のどがからからに渇いていることに気がつきました。皆さん会場に入られたらすぐ私の挨拶が始まります。水を飲んでのどを潤してからスタートすればいいのですが、用意してありません。近くの水割りを一息に飲み干して挨拶とも思いましたが、緊張のあまり一杯やってから挨拶したなどといわれても困るので、つばを何度も飲み込んでから壇上に上がったのでした。無事挨拶終了。後で他の地域会会長に聞いてみると、やはり水を用意しているのだそうです。来年に向けての反省点が一つ。
私の挨拶の後は、増田本部会長のご挨拶です。会長就任後東海会初登場でしょうか。協会の3カ年計画の話や公会計分野の話など、大変興味深い話をお聞きすることが出来ました。続いて木下協会専務理事のご挨拶です。こちらも東海会初登場。月間の会議数が80回ということで、皆さん驚いているご様子でした。
 私は自分の挨拶が終わってほっとして、壇上に視線を移して挨拶を聞いていたのですが、さらにその先に目を向けると、挨拶終了までの時間を見計らって、寿司職人が一生懸命寿司を握っているではありませんか。乾杯が終わって、いざ立食という事になったとき、皆さん真っ先に向って行って行列が出来るのが、寿司コーナーなのですね。おそらくそれに備えて、あらかじめ準備していたのだと思います。私の挨拶が約4分30秒ですので、その後に挨拶する人の人数と一般的な挨拶時間を予想して、ワシワシと握っていたのだと思います。ところが、増田会長はやはり東海会の会員の皆様方にいろいろお伝えしたいことがたくさんあるため、私の挨拶時間に比べてどうしても長くなります。そのうち、寿司職人の寿司を握るスピードがゆったりしてきました。おそらく心の中で「ん?思ったより長いな、ペースダウンするか」などと考えていたのでしょう。続いてお話好きの木下専務理事のご挨拶ですが、こちらも私の挨拶より長かったため、寿司職人もゆっくりゆっくり握り始めました。そしてついにノルマ達成、握るのをやめてしまいました。でも、この後、森川東海財務局長のご挨拶と、名古屋証券取引所の西川副社長の乾杯のご挨拶もあるのです。その寿司職人は、とうとう、握ったたくさんの寿司の皿に、ラップをかけ始めていたのですね。


 乾杯の挨拶の後は、歓談という事になり、和やかな雰囲気で過ごすことが出来ました。初めてお会いする方や、久しぶりにお会いする方もいて話が弾み、全体的にも大変盛り上がってよかったと思っています。
 松岡副会長の締めの挨拶で中締めとなり、最後は正副会長が入り口の金屏風の前に並んでお見送りです。あれ?一人足りない?・・・城塚先生は?・・・なんと、中で最後まで盛り上がっていたのでした。